「魂を見せてホームで勝ちたいと思っていた。非常にうれしい勝点3」
今季初勝利までの道のりはとても苦しいものだった。霜田正浩監督の進退問題に発展し、4月7日には佐野秀彦社長が事情説明のメッセージを公式ホームページに掲載。そのなかで自身が兼務していたフットボール本部長に新たな人材を招聘することが明らかにされた。
だが社長の公式声明から2日後の甲府戦にも敗れて3連敗。開幕から9戦勝ちなしはクラブワースト記録となり、試合後にはサポーターが居残る抗議に。佐野社長が対応し、またメディア向けに緊急会見も開かれた。
そして12日には、3月までJリーグ副理事長を務めていた原博実氏がフットボール本部長に就任することが発表される。原氏と霜田監督はFC東京、日本サッカー協会でもタッグを組んだ間柄で霜田監督にとっては強力な援軍だ。また、原氏は選手にハッパを掛け、戦う姿勢を問いた。
河田は原氏への感謝を口にする。「ダメなところをハッキリ言ってくれて、なおかつ自分は味方だと、一緒に戦おうと言ってくれて、すごい大きな支えになった。この人のためにも頑張ろうという気持ちをすごくかき立てられた」
だが社長の公式声明から2日後の甲府戦にも敗れて3連敗。開幕から9戦勝ちなしはクラブワースト記録となり、試合後にはサポーターが居残る抗議に。佐野社長が対応し、またメディア向けに緊急会見も開かれた。
そして12日には、3月までJリーグ副理事長を務めていた原博実氏がフットボール本部長に就任することが発表される。原氏と霜田監督はFC東京、日本サッカー協会でもタッグを組んだ間柄で霜田監督にとっては強力な援軍だ。また、原氏は選手にハッパを掛け、戦う姿勢を問いた。
河田は原氏への感謝を口にする。「ダメなところをハッキリ言ってくれて、なおかつ自分は味方だと、一緒に戦おうと言ってくれて、すごい大きな支えになった。この人のためにも頑張ろうという気持ちをすごくかき立てられた」
原氏の存在も好影響を与え、泥臭くもぎ取った初勝利。霜田監督は「ようやくスタート地点に立った」と安堵。「カッコ悪くても、不格好でも、身体を張って、魂を見せてホームで勝ちたいと思っていた。非常にうれしい勝点3」と喜んだ。
最下位を脱出したとはいえ、J3降格圏にいる“クラブ史上最大の危機“を乗り越えられるかは次節の山形戦が重要だろう。山形戦からは5連戦に突入するだけに霜田監督は「ホームでもアウェーでも今日みたいな戦う姿勢を続けたい」と意気込む。
この1勝が巻き返しへの狼煙となって、ここから大宮の逆襲が始まると信じている。
取材・文●松澤明美(大宮花伝)
【PHOTO】大宮サポーターが今季初勝利をスタンドから後押し!
【J2第10節PHOTO】大宮 2-1 千葉|河田が執念の2ゴール。大宮が待望の今季初勝利をホームで挙げる
最下位を脱出したとはいえ、J3降格圏にいる“クラブ史上最大の危機“を乗り越えられるかは次節の山形戦が重要だろう。山形戦からは5連戦に突入するだけに霜田監督は「ホームでもアウェーでも今日みたいな戦う姿勢を続けたい」と意気込む。
この1勝が巻き返しへの狼煙となって、ここから大宮の逆襲が始まると信じている。
取材・文●松澤明美(大宮花伝)
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