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かつての恩師も驚く成長ぶり! 流経大柏・堀川大夢が人生を大きく変えた“アタッカー”としての挑戦

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2022年04月16日

飛躍のきっかけとなった流経大柏での変化

決勝点後、喜びを爆発させる流経大柏の選手たち。堀川(背番号11)も何度も雄叫びを上げた。写真:松尾祐希

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 C大阪U-15時代、堀川は決して目立つ選手ではなかった。スポットライトを浴びていたのは今季トップチームでJ1デビューを果たした同級生のFW北野颯太(C大阪U-18/3年)。自身は世代別代表に選出されるような選手でもなく、U-18チームへの昇格も果たせなかった。だが、堀川の人生は流経大柏で大きく変わる。

「元々、自分は守備も好きだったけど、攻撃が好きだった。高校から自分は前のポジションになったので、ほかの選手以上に取り組んで追い付かないといけないし、自主練習でも補わないといけなかった」

 攻撃的なポジションは小学生時代も含めて一度もやったことがない。ただ、昔から攻撃が好きでアタッカーで勝負したい想いがあった。そこで堀川は入学すると、1年生同士の紅白戦でサイドハーフを志願。以降はボランチも務めたが、昨季からは前のポジションで起用されるケースが多くなった。

 その結果、縁がなかった世代別代表にも名を連ね、昨季は早生まれで資格を持っていたU-16日本代表に常時招集され、練習試合ではキャプテンマークも託されるまでになった。
 
 中学時代を知る横浜ユースの大熊監督も成長ぶりに目を細める。

「良いものを持っていますよね。守備的なポジションではありましたが、配球とかボールを落ち着かせるプレーは得意。高校に入って前のポジションをやるようになり、よりアイデアを発揮できるようになった。今日のゲームで一番嫌でしたね」

 90分間を通じて安定したパフォーマンスを発揮できるかなど、まだまだ課題は多い。だが、積み上げてきたことが結果に表れ、自信になっている。

「2年生の時の横浜戦では、フリーの状態でシュートを外したりもした。今日はやってやるぞという想いもあったし、自信を得られたと思う」

 流経大柏で自分を輝かせる術を知った男の可能性は無限大だ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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