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【バイタルエリアの仕事人】Vol.14 青山敏弘|「もう一度Jリーグで勝負できる選手に…」プロ19年目のワンクラブマンを支えた武器と恩師の教え

カテゴリ:特集

長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年03月30日

ミシャさんが教えてくれた自分の評価の基準、プロとしての価値

プロ3年目のシーズンから5年間にわたって師事したペトロヴィッチ監督。恩師のもとで大きく飛躍した(※写真は2018年)。写真:徳原隆元

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 2004年に入団して以来、一貫して紫色のユニホームに身を包んできた青山だが、ルーキーイヤーからの2年間は、ほとんど出場機会がなかった。起用されたのは「ドゥトラ選手に全然歯が立たなかった思い出しかない」という04年のナビスコカップ横浜F・マリノス戦の1試合のみ。それでも、初出場初ゴールという結果も残し、「これがプロのピッチ、Jリーグというものなんだ」という喜びも覚えた。

 転機が訪れたのは06年。18年のキャリアを振り返るなかで、青山が「間違いなく自分のサッカー人生に大きな影響を与えた」人物として挙げる“ミシャ”ことペトロヴィッチ監督との出会いだ。ボランチとしてバイタルエリアでいかに振る舞うべきか。恩師の教えとはいかなるものだったのか。

――◆――◆――

 J2降格を味わった07年のシーズンはすごく苦しかったですね。僕自身、うまくいかないことが多かったし、そういうなかで五輪予選で毎月飛び回っていたので、心身ともに非常にタフなシーズンだったなと記憶しています。そんななかでも、チームをどうにか良い方向へ持っていくという力がまだ自分にはなかったんです。

 ただ、06年の途中から指導をしてくれたペトロヴィッチ監督からは、自分の武器である縦に勝負していくパスを高く評価してもらえました。とにかく、チャレンジすること、縦に入れていくボールを要求してくれて、チャンスがあればそういうボールを入れていくことが相手にとって危険なプレーなんだよ、と教えてくれました。僕もミシャさんの要求にガムシャラに応えて、それに応えられた時のプレーはクオリティが高かったと思いますし、それが自分の喜びだったので。

 やはりバイタルエリアに向かって、縦にパスを付けられる選手、さらにもうひとつ先のゴールに向かっていくプレーができる選手というのは、自分にとって非常に価値のあるプレーだし、プレーヤーとしての基準になったと思います。

 ミシャさんは、自分の評価の基準、プロとしての価値が、そうした縦に入れるボールにあるということを明確に教えてくれました。やはり相手にとって危険なプレーこそが自分の最大の武器であり、それが評価されて、Jリーグでも認められるようになったと思います。
 
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