横からのコンタクトを受けても、すぐにバランスを確保
山口のプレーをよく見ると、足の回転が早いことに気がつく。ドリブルをする時に足の回転が早く、必ずどちらかの足がきちんとピッチに面している。だからこそ、横からのコンタクトを受けても、すぐにバランスを確保でき、かつ細かいボールタッチを連続して出来ることで、相手の間隙をすり抜けるようなドリブルが繰り出せる。
決して派手なフェイントを持っているわけではないのに、スルッと相手をかわして、かつパスやシュートまでスムーズに繋げることができる。これはかなり稀有な能力と言っていい。U-17代表戦で挙げた決勝ゴールを彼はこう解説した。
「インターセプトをした後に、最初は縦に仕掛けようと思ったのですが、相手DFに縦を警戒されたので、1度シザースを入れて様子を見たんです。それでも縦に行けなかったので、瞬時に中に切り替えて相手の股を狙ったら、うまく通せたので、そのまま抜け出してシュートを打ちました。ある程度、崩れた体勢でも、足を振り抜いて強いシュートを打つことが出来るのが僕の強みだと思います」
着地バランスが常に保てていて、相手の位置や狙いも見えているからこそ、駆け引きをして瞬間的な選択ができる。フィジカル差はあっても、駆け引きに年齢差は関係ない。まさに彼の持つ稀有な能力が詰まった一撃であった。
決して派手なフェイントを持っているわけではないのに、スルッと相手をかわして、かつパスやシュートまでスムーズに繋げることができる。これはかなり稀有な能力と言っていい。U-17代表戦で挙げた決勝ゴールを彼はこう解説した。
「インターセプトをした後に、最初は縦に仕掛けようと思ったのですが、相手DFに縦を警戒されたので、1度シザースを入れて様子を見たんです。それでも縦に行けなかったので、瞬時に中に切り替えて相手の股を狙ったら、うまく通せたので、そのまま抜け出してシュートを打ちました。ある程度、崩れた体勢でも、足を振り抜いて強いシュートを打つことが出来るのが僕の強みだと思います」
着地バランスが常に保てていて、相手の位置や狙いも見えているからこそ、駆け引きをして瞬間的な選択ができる。フィジカル差はあっても、駆け引きに年齢差は関係ない。まさに彼の持つ稀有な能力が詰まった一撃であった。
今年は昌平の一員としてプリンスリーグ関東1部での戦いと、ラヴィーダの10番でキャプテンとしての戦いと、2つの道が待っている。これまで柴崎岳、松木玖生(共に青森山田高出身)、宇佐美貴史、堂安律(共にガンバ大阪ユース出身)など、中3で高校年代のトップの試合に出て、プロの世界に羽ばたいていった選手たちは多い。当然、山口もその道を狙っている。
「僕はどんどん上に食い込んでいきたいので、臆することなく、積極的に挑戦していきたいです」
関東リーグ3連覇、日本クラブユース選手権初優勝、高円宮杯U-15初優勝、そして高校では悲願のプレミアリーグ昇格。1つでも多くの目標を達成するべく、山口は大きな挑戦となる1年を力強く踏み出した。
取材・文・写真●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【画像】帝京、国見、鹿実、市船… 強豪校別 歴代ベストイレブン!
「僕はどんどん上に食い込んでいきたいので、臆することなく、積極的に挑戦していきたいです」
関東リーグ3連覇、日本クラブユース選手権初優勝、高円宮杯U-15初優勝、そして高校では悲願のプレミアリーグ昇格。1つでも多くの目標を達成するべく、山口は大きな挑戦となる1年を力強く踏み出した。
取材・文・写真●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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