入学前から大きな期待を背負う神村学園の“新1年生”。名和田我空がサニックス杯で受けた洗礼

カテゴリ:Jリーグ

松尾祐希

2022年03月22日

有村監督が厳しく接するのは親心と期待の表れ

神村学園の新1年生・名和田は、サニックス杯で高校生に混じってプレー。強烈なインパクトを残した一方、課題も露呈した。写真:松尾祐希

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 やられたままでは終わらない――。名和田我空、15歳。入学前の新1年生とは思えないパフォーマンスで強烈なインパクトを残した。

 昨年、神村学園中ではエースナンバーの14番を背負い、夏の全国中学校サッカー大会ではチーム初の日本一に貢献。自身も得点王に輝いた。またU-15日本代表候補でも活躍。MF大迫塁(新3年/セレッソ大阪加入内定)、FW福田師王(新3年)といった先輩たちと同様に、入学前から大きな期待がかかる逸材だ。

 足もとの技術、サッカーセンス、得点感覚、ドリブル、パスなど、どれをとっても世代屈指のレベル。そして最大の武器は、適応能力の高さだ。

 ただ線が細く、高校生の中に混じってのプレーは、新1年生には少し酷だろう。3月12日、13日に行なわれた九州新人戦の代替大会では、ある程度通用した部分もあったが、17日から20日に開催されたサニックス杯では、先輩たちから洗礼を受ける。

 17日の第1試合・東福岡戦では1ゴールを奪ったものの、同日のサガン鳥栖U-18戦では苦戦。すでにJデビューを果たしているMF福井太智(新3年)、MF坂井駿也(新3年)、MF楢原慶輝(新3年)や、トップチームのキャンプに参加していた187センチの大型CB竹内諒太郎(新3年)を擁する難敵に対し、いつも通りのプレーをさせてもらえなかった。
 
 さらに名和田にとって鳥栖U-18戦は、午前中にゲームをした後の試合だった。2トップの一角でプレーしたものの、自身に集まる厳しいマークに手を焼き、体力を消耗し、思うように身体が動かなかった。

 とくに2試合目では、足がつる寸前まで疲弊。だからこそ、悔いが残るプレーもあったという。それが後半残り10分で迎えた決定機だ。

「前半から気持ちの面ではすごくやっていたんですけど、後半ラスト10分で迎えた決定機では左足でシュートを打てたのに、消極的になってパスを出してしまった。シュートを打てると思ったけど、相手をトラップで剥がした瞬間に足がつりそうになったんです。本当に今になって思えば、打てば良かったと後悔しています」

 普通に考えれば、1試合目と2試合目のどちらかだけの出場であれば、より良い状態で挑めただろう。しかも、まだ高校入学前の新1年生。並の選手であれば、いきなり相当な負荷をかけなくてもいいのかもしれない。だが、厳しく接するのも有村圭一郎監督の親心と期待の表れだ。

「鳥栖戦は今日の2試合目。かわいそうと言えば、かわいそうだけど、鍛えないといけない。大事に大事にしてもいいけど、それをこなしながら強くなってほしい。その話もさっき本人にしました。強度を考えれば、1本でも2本でもやって成長してほしい」
 
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