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それぞれがテーマを持って挑むドバイカップ。貴重な海外遠征。指揮官は「逞しさとタフさ」「戦術理解」に期待【U-21代表】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2022年03月22日

サッカーの話になると、表情が一変

貴重な海外遠征。日本の将来を担う俊英たちはどんなプレーを見せるか。写真:松尾祐希

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 もっとも、選手たちはこうした事態をネガティブに捉えておらず、逆にポジティブに状況を見ている。成瀬は言う。

「いろんなポジションをできる選手が生き残っていく。どこでプレーしても右と変わらないクオリティを見せたい」

 そして、クロアチア戦で注目したいのは、久々に世代別代表でプレーする斉藤光毅(ロンメル)だ。大岩監督もメンバー発表の会見時に言及し、主軸としての期待感を隠さなかった。

「最初は怪我が多かったけど、試合のコンディションとともに上がってきているという情報ももらっています。ゲームも映像でしか見ていないですが、代表でしっかりと確認したい。まだまだ彼本来のパフォーマンスまでいっていないかもしれないですけど、ぜひこの世代の中心として、リーダーとして、このチームに加わってほしいと思って招集しました」(大岩監督)

 初日の練習でも精力的にプレー。「日本語で会話してプレーするのは楽しいですよね。(コミュニケーションがしっかり取れるので)楽ですから(笑)」と笑顔を見せ、久々に顔馴染みの仲間とボールを蹴る時間を心から楽しんでいた。
 
 その一方で、サッカーの話になると、表情が一変。「存在感を出すことはマストでやらないといけない。より上のステップにチームとしていけるように、向上心を持って取り組みたい」。高校時代から常に持ち続けていた向上心は今も変わらず、今遠征でさらなる成長を誓った。

 それぞれがテーマを持って挑む今回のドバイカップ。大岩監督は「タフな国際試合を海外で経験できることは非常に感謝しています。選手たちにはこの機会に逞しさとタフさを身に付け、グループとして戦う戦術理解を進めてほしい」と話す。個人としてもチームとしても、どんな成長を遂げていくのか。実りある9日間にすべく、U-21日本代表がドバイで研鑽を積む。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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