「低調な内容での敗戦が続くと、否応なく批判の対象になる」
タケの代わりにイ・ガンインをスタメンで起用すべき――。ここにきてファンの間でこんな声が出始めている。ルイス・ガルシア監督が2トップを採用している以上、待望の“日韓コンビ”の結成は事実上棚上げになっているが、二者択一でスタメンから弾き出された格好のイ・ガンインは年明け以降、後半途中からの出場が続いている。
もちろんだからといってファンのタケへの期待値が低下したわけではない。ただチームはこのところ負けが込み、そんな時決まって風当たりが強くなるのは、チームの中心選手だ。その点、実力、ステータス、待遇面いずれにおいても、マジョルカでそのポジションにいるのがタケであり、低調な内容での敗戦が続くと、否応なく批判の対象になるのである。
もちろんだからといってファンのタケへの期待値が低下したわけではない。ただチームはこのところ負けが込み、そんな時決まって風当たりが強くなるのは、チームの中心選手だ。その点、実力、ステータス、待遇面いずれにおいても、マジョルカでそのポジションにいるのがタケであり、低調な内容での敗戦が続くと、否応なく批判の対象になるのである。
タケのドリブルで中に切れ込むプレーは魅力いっぱいだ。ボールを持てば、何かが起こるという期待感を抱かせてくれる。
その閃光が長続きしないことが課題であるのはここまで述べてきた通りだが、若手世代でこれだけの才能を持っている選手は、ラ・リーガ全体を見渡しても、数えるほどしかいない。周囲の厳しい見方も、タケならもっとできると期待しているからに他ならない。
今夜、マジョルカは首位のレアル・マドリーをホームに迎える。タケはマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長にとって戦略的に重要な選手の1人であり、2019年6月に獲得して以来、その成長を見守ってきた。
この保有元のチームとの直接対決で活躍を見せれば、大きなアピールポイントになるのは言うまでもないが、逆にインパクトを残すことができなければ、来シーズンもまたレンタルという話になりかねない。タケにとって絶好のアピールの場であると同時に、諸刃の剣的な要素をはらんだ一戦である。
文●エレナ・ガルシア(ディアリオ・デ・マジョルカ紙マジョルカ番)
翻訳●下村正幸
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その閃光が長続きしないことが課題であるのはここまで述べてきた通りだが、若手世代でこれだけの才能を持っている選手は、ラ・リーガ全体を見渡しても、数えるほどしかいない。周囲の厳しい見方も、タケならもっとできると期待しているからに他ならない。
今夜、マジョルカは首位のレアル・マドリーをホームに迎える。タケはマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長にとって戦略的に重要な選手の1人であり、2019年6月に獲得して以来、その成長を見守ってきた。
この保有元のチームとの直接対決で活躍を見せれば、大きなアピールポイントになるのは言うまでもないが、逆にインパクトを残すことができなければ、来シーズンもまたレンタルという話になりかねない。タケにとって絶好のアピールの場であると同時に、諸刃の剣的な要素をはらんだ一戦である。
文●エレナ・ガルシア(ディアリオ・デ・マジョルカ紙マジョルカ番)
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