• トップ
  • ニュース一覧
  • 今季初黒星から2連敗――清水の現在地は? ポジティブな要素も多く、戦い抜く“タフさ”は備えている

今季初黒星から2連敗――清水の現在地は? ポジティブな要素も多く、戦い抜く“タフさ”は備えている

カテゴリ:Jリーグ

前島芳雄

2022年03月13日

平岡エスパルスが持つ“負けない粘り&勝ち切るエネルギー”

これまで勝負強さを見せてきた平岡監督が率いる清水。連敗したからといってチームの方向性が変わることはないだろう。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 こうして振り返ると、同じ2点差でも横浜戦とC大阪戦では負け方の質が異なる。今節のようにどちらに転ぶか分からない試合はシーズン中に何度もあり、そこで勝ちきる回数を増やせるかどうかで最終順位は大きく変わってくる。

 その意味では、平岡エスパルスは昨年から五分五分の戦いで負けない粘りや勝ち切るエネルギー量を見せてきた。そこは平岡監督になってチームが変わった部分でもある。連敗したからといって指揮官が方向性を変えることもないだろう。
 
 エースのチアゴ・サンタナをはじめ、カルリーニョス・ジュニオ、西澤健太ら攻撃の重要な駒を欠いていることは“勝ち切る力”という面ではかなり不利な要素だ。そのなかで今は、成長著しい20歳の鈴木唯人(今季ここまで2得点)や新加入の神谷優太(今季ここまで3アシスト)らが不利を補う働きを見せ、結果に繋げている。

 たら・ればの話になるが、そこにT・サンタナが復帰し、獲得が発表されたオ・セフンが合流したときにどんな化学反応が生まれるのか。松岡大起やヘナト・アウグストが怪我から復帰すれば、前向きでボールを奪う回数が増え、得意のカウンターもより威力を発揮するだろう。

 また試合の翌日、13日に行なわれたJエリートリーグの湘南ベルマーレ戦では、栗原イブラヒムジュニア、千葉寛汰、川谷凪ら若い攻撃陣や、後藤優介が爆発して8-1の大勝を収めている。

 もうしばらく苦しい状況が続くという覚悟は必要だろうが、自分たちを曲げずに戦い抜くだけのタフさは、指揮官も選手たちも備えているはずだ。

取材・文●前島芳雄(スポーツライター)

【PHOTO】清水エスパルスの歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!

【PHOTO】編集部が厳選! ゲームを彩るJクラブ”美女チアリーダー”を一挙紹介!
 
【関連記事】
「ダイヤモンドの原石だ」清水の20歳MF鈴木唯人がブレークの兆し! ブラジル・メディアの日本通記者も高評価
「彼に完全に同意する。子供たちは無実だ」本田圭佑、ウクライナの英雄シェフチェンコの悲痛な投稿に同調「正直なところ…」
「これは地球で起きている出来事だ」ウクライナ1部デスナ、スタジアムがロシア軍の空爆で破壊と発表。ファンは心痛「僕らのホームが…」
「俺たちそろそろ付き合う?」内田篤人が告白もまさかの…過去に“フラれた女性”を明かす!「いま答えなきゃいけないならナシで」
激震のチェルシー、選手のアウェー遠征にも影響と英報道。フライトは格安航空、高級ホテル宿泊も不可能に?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ