• トップ
  • ニュース一覧
  • 今季初黒星から2連敗――清水の現在地は? ポジティブな要素も多く、戦い抜く“タフさ”は備えている

今季初黒星から2連敗――清水の現在地は? ポジティブな要素も多く、戦い抜く“タフさ”は備えている

カテゴリ:Jリーグ

前島芳雄

2022年03月13日

昨季から公式戦8戦無敗と勝負強さを見せていたが…

清水は今シーズン初黒星から2連敗。勝負の時期を迎えている。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 平岡宏章監督が指揮する清水エスパルスは、昨年から公式戦8試合負けなしという勝負強さを見せていた。だが第3節の横浜F・マリノス戦(0-2)で今季初黒星を喫し、今節はセレッソ大阪に1-3で敗れて2連敗。結果だけを見れば暗雲が立ち込め始めたようにも見えるが、実態はどうなのか。C大阪との戦いと絡めながら確認してみよう。

 まず横浜戦に関しては、内容的にも完敗だった。

 平岡監督は「(負けなしで来ていたことは)僕自身は気にしてなかったし、逆に(横浜に)完膚なきまでにやられたことによって、選手たちも今、何をやらなきゃいけないかということを感じたと思います」と9日の練習後に振り返っていた。

 それを受け、相手の圧力を受けたなかでどうパスを繋いでいくか、どう守備にスイッチを入れて相手のボールを奪っていくか、といったあたりを修正しながらC大阪戦に臨んだ。
 
 試合の入りに関しては、「おそらく相手は、前からプレスを掛けて奪うということを考えていたと思うので、選手たちにもシンプルに背後を狙っていくことを意識させて、まずしっかり守備から入ることが大事だと思いました」と指揮官はイメージしていた。

「でもそればかりでは、なかなか攻撃の形にならないので、繋ぐところは繋ぐことを意識しながら」という部分は、実際の試合展開とも一致した。

 立ち上がりはロングボールが多くなり、それに伴ってボールを持たれる時間が増えたが、徐々に後方からパスを繋いでポゼッションするシーンを増やしていく。その過程でポジティブだったのは、押される展開になっても焦りは一切なく、我慢強く戦いながら少しずつ流れを引き寄せていったことだ。そこだけを見ても、横浜戦を引きずっていないことは確認できた。

 前半終了間際のオウンゴールでの失点は痛かったが、その後も慌てることなく徐々に自分たちの流れを作っていき、54分には狙っていた形から髙橋大悟が清水での初ゴールを決めて同点に。その3分後に再び失点したが、74分にベンジャミン・コロリがビッグチャンスを迎え、これを決めていれば結果もどうなっていたか分からなかった。

 83分に一本のパスで裏を取られて失点し、最終的には1-3。シュート数でも枠内シュート数でも相手を上回っていたが、平岡監督は「3点とも簡単に失点してしまい、それが敗因かなと思います」と振り返った。

 ただ、C大阪の2得点に繋がった左SB・山中亮輔の左足クロスは、ワールドクラスのスピードと精度だったので、ゴール前での個のクオリティの差が勝敗を分けたとも言える。
 
【関連記事】
「ダイヤモンドの原石だ」清水の20歳MF鈴木唯人がブレークの兆し! ブラジル・メディアの日本通記者も高評価
「彼に完全に同意する。子供たちは無実だ」本田圭佑、ウクライナの英雄シェフチェンコの悲痛な投稿に同調「正直なところ…」
「これは地球で起きている出来事だ」ウクライナ1部デスナ、スタジアムがロシア軍の空爆で破壊と発表。ファンは心痛「僕らのホームが…」
「俺たちそろそろ付き合う?」内田篤人が告白もまさかの…過去に“フラれた女性”を明かす!「いま答えなきゃいけないならナシで」
激震のチェルシー、選手のアウェー遠征にも影響と英報道。フライトは格安航空、高級ホテル宿泊も不可能に?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ