驚きの補強を続ける広州恒大、これに追随する中国の他クラブ。

2006年に世界一の将となったリッピを招聘して世界を驚かせて以降、広州恒大のビッグネーム獲得は止まらないが、今度は2002年の世界一監督であるスコラーリを監督に据えた。 (C) Getty Images

スコラーリの招聘で広州恒大はブラジル化にシフト? 今夏、かつて神童と呼ばれて世界中から注目を集めたロビーニョを獲得した。 (C) Getty Images
さてこのMLSように、いわゆる“マイナー国”のリーグで世界的な選手を集めているリーグといえば、他には中国が挙げられる。
AFCチャンピオンズリーグでは、Jリーグ勢を苦しめ続け、今やアジアの盟主にも君臨している広州恒大は、2012年に元イタリア代表監督のマルチェロ・リッピを招聘したのを皮切りに、毎年のように補強に関わるビッグニュースで世界を驚かせている。
もちろん広州恒大だけでなく、強力な資本を持つ中国スーパーリーグの各クラブは、負けじと世界から知名度と実力を兼ね備えた選手を獲得しており、こちらも強力な中国経済に後押しされているうちは、拡大を続けることだろう。
◇中国スーパーリーグ在籍スター選手&監督
ルイス・フェリペ・スコラーリ監督(広州恒大)
ロビーニョ(広州恒大)
パウリーニョ(広州恒大)
グレゴリオ・マンサーノ監督(北京国安)
クレーベル(北京国安)
コスミン・コントラ(広州富力)
ジエゴ・タルデッリ(山東魯能)
スベン・ゴラン・エリクソン監督(上海上港)
アサモア・ギャン(上海上港)
アブラアム・パパドプーロス(上海申花)
デンバ・バ(上海申花)
モハメド・シッソコ(上海申花)
ティム・ケイヒル(上海申花)
アリー・ハーン監督(天津泰達)
エイドゥル・グジョンセン(石家荘永昌)
Jリーグ創成期にレジェンド級の選手が参戦し、さらにその後には現役の各国代表選手が続々来日を果たしたことで、日本サッカーは急速な進歩を遂げたものだが、現在では財政面の問題もあり、景気の良いブラジルの選手すら獲得が簡単ではなくなった。
すでに代表チームも各大会で結果を残しているアメリカはともかく、リーグの活況に沸き、クラブレベルではアジアの頂点に立っている中国が、代表チームレベルでも日本と同じ道を辿るのか、同じアジアの日本としては気にかかるところだ。
その他の国では、オーストラリアは一時、Aリーグにアレッサンドロ・デル・ピエロ、エミール・ヘスキーといったスターを迎えて話題を集めたが、こちらは財政面の事情もあってか、以降はさほどスターの数は増えていない。
◇オーストラリアAリーグ在籍スター選手&監督
ロメオ・カステレン(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)
ヨーン・ファント・シップ監督(メルボルン・シティ)
ダミアン・ダフ(メルボルン・シティ)
一方、面白いのはデル・ピエロがAリーグの後に新天地を求めたインド・スーパーリーグだ。こちらは従来のリーグとは別に発足したもので、エンターテイメント性が強く、外国人選手が7人以上在籍していることが条件となるなど、非常にユニークな存在である。
スター選手のほとんどは、キャリアの晩年に達した選手、あるいは一度引退して復帰したという選手であるが、それでも知名度抜群のスターが日々見られることはファンにとっては幸運であり、またサッカーの発展にも少なからず寄与している。
◇インド・スーパーリーグ在籍スター選手&監督
ルイス・ガルシア(アトレティコ・デ・コルカタ)
エウデル・ポスチガ(アトレティコ・デ・コルカタ)
ロベルト・カルロス監督兼選手(デリー・ディナモス)
マルコ・マテラッツィ監督兼選手(チェンナイイン)
アレッサンドロ・ネスタ(チェンナイイン)
ミカエル・シルベストル(チェンナイイン)
エリック・ジェンバ・ジェンバ(チェンナイイン)
ルシオ(ゴア)
ジーコ監督(ゴア)
ダビド・トレゼゲ(プネーシティ)
ジャーメイン・ペナント(プネーシティ)
コンスタンティノス・カツラニス(プネーシティ)
アドリアン・ムトゥ(プネーシティ)
デイビッド・プラット監督(プネーシティ)
フレドリク・リュングベリ(ムンバイシティ)
マヌエル・フリードリッヒ(ムンバイシティ)
ニコラ・アネルカ(ムンバイシティ)
ピーター・リード監督(ムンバイシティ)
デイビッド・ジェームズ(ケララ・ブラスターズ)
シモン・サブローサ(ノースイースト・ユナイテッド)
AFCチャンピオンズリーグでは、Jリーグ勢を苦しめ続け、今やアジアの盟主にも君臨している広州恒大は、2012年に元イタリア代表監督のマルチェロ・リッピを招聘したのを皮切りに、毎年のように補強に関わるビッグニュースで世界を驚かせている。
もちろん広州恒大だけでなく、強力な資本を持つ中国スーパーリーグの各クラブは、負けじと世界から知名度と実力を兼ね備えた選手を獲得しており、こちらも強力な中国経済に後押しされているうちは、拡大を続けることだろう。
◇中国スーパーリーグ在籍スター選手&監督
ルイス・フェリペ・スコラーリ監督(広州恒大)
ロビーニョ(広州恒大)
パウリーニョ(広州恒大)
グレゴリオ・マンサーノ監督(北京国安)
クレーベル(北京国安)
コスミン・コントラ(広州富力)
ジエゴ・タルデッリ(山東魯能)
スベン・ゴラン・エリクソン監督(上海上港)
アサモア・ギャン(上海上港)
アブラアム・パパドプーロス(上海申花)
デンバ・バ(上海申花)
モハメド・シッソコ(上海申花)
ティム・ケイヒル(上海申花)
アリー・ハーン監督(天津泰達)
エイドゥル・グジョンセン(石家荘永昌)
Jリーグ創成期にレジェンド級の選手が参戦し、さらにその後には現役の各国代表選手が続々来日を果たしたことで、日本サッカーは急速な進歩を遂げたものだが、現在では財政面の問題もあり、景気の良いブラジルの選手すら獲得が簡単ではなくなった。
すでに代表チームも各大会で結果を残しているアメリカはともかく、リーグの活況に沸き、クラブレベルではアジアの頂点に立っている中国が、代表チームレベルでも日本と同じ道を辿るのか、同じアジアの日本としては気にかかるところだ。
その他の国では、オーストラリアは一時、Aリーグにアレッサンドロ・デル・ピエロ、エミール・ヘスキーといったスターを迎えて話題を集めたが、こちらは財政面の事情もあってか、以降はさほどスターの数は増えていない。
◇オーストラリアAリーグ在籍スター選手&監督
ロメオ・カステレン(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)
ヨーン・ファント・シップ監督(メルボルン・シティ)
ダミアン・ダフ(メルボルン・シティ)
一方、面白いのはデル・ピエロがAリーグの後に新天地を求めたインド・スーパーリーグだ。こちらは従来のリーグとは別に発足したもので、エンターテイメント性が強く、外国人選手が7人以上在籍していることが条件となるなど、非常にユニークな存在である。
スター選手のほとんどは、キャリアの晩年に達した選手、あるいは一度引退して復帰したという選手であるが、それでも知名度抜群のスターが日々見られることはファンにとっては幸運であり、またサッカーの発展にも少なからず寄与している。
◇インド・スーパーリーグ在籍スター選手&監督
ルイス・ガルシア(アトレティコ・デ・コルカタ)
エウデル・ポスチガ(アトレティコ・デ・コルカタ)
ロベルト・カルロス監督兼選手(デリー・ディナモス)
マルコ・マテラッツィ監督兼選手(チェンナイイン)
アレッサンドロ・ネスタ(チェンナイイン)
ミカエル・シルベストル(チェンナイイン)
エリック・ジェンバ・ジェンバ(チェンナイイン)
ルシオ(ゴア)
ジーコ監督(ゴア)
ダビド・トレゼゲ(プネーシティ)
ジャーメイン・ペナント(プネーシティ)
コンスタンティノス・カツラニス(プネーシティ)
アドリアン・ムトゥ(プネーシティ)
デイビッド・プラット監督(プネーシティ)
フレドリク・リュングベリ(ムンバイシティ)
マヌエル・フリードリッヒ(ムンバイシティ)
ニコラ・アネルカ(ムンバイシティ)
ピーター・リード監督(ムンバイシティ)
デイビッド・ジェームズ(ケララ・ブラスターズ)
シモン・サブローサ(ノースイースト・ユナイテッド)

アレッサンドロ・デル・ピエロをはじめ、多くのビッグネームが参戦したことで話題を集めたインド・スーパーリーグ。一度引退してから復帰した選手が多いなど、興行的側面を強く感じるが、リーグ創設の目的のひとつとして、若い世代の育成ということも含まれている。たしかに、かつて一世を風靡した超一流選手と同じピッチに立つことで得られるものは少なくないだろう。 (C) Getty Images

これは95年に行なわれた日本対ブラジル戦。このブラジル代表のスタメンのなかで、Jリーグでプレーした選手は、なんと8人! 現役セレソンプレーヤーとともにプレーしたことで、日本の選手たちが大きな成長を遂げたことは間違いない。環境は重要だ。 (C) SOCCER DIGEST