７月11日（現地時間）、欧州、北中米の全15クラブが参加する「インターナショナル・チャンピオンズカップ（ICC）」が開幕した。
 
　今回は、北アメリカ（アメリカ、カナダ）、オーストラリア、中国と複数国での開催だが、オープニングゲームは北アメリカ、カリフォルニア州カーソンで、地元のロサンゼルス・ギャラクシーとメキシコのクラブ・アメリカの対戦となった。
 
　LA・ギャラクシーといえば、リバプール、そしてイングランド代表のレジェンドでもあるスティーブン・ジェラードが新天地として選んだクラブであり、この一戦でも彼のプレーが最大の注目点だった。
 
　試合は７分にアメリカがダーウィン・キンテーロのゴールで先制するが、LA・ギャラクシーは45分にロビー・キーンが同点とし、さらに80分にはアラン・ゴードンのヘッドで逆転。試合はそのまま終了し、地元クラブが１勝を挙げた。
 
　さてこのICCという大会、2013年から始まり、１年目はレアル・マドリー、チェルシー、LA・ギャラクシー、ミラン、エバートン、バレンシア、ユベントス、インテルが出場。４チームによるリーグ戦の後は順位決定戦も行なわれ、決勝戦ではR・マドリーがチェルシーを下した。
 
　昨年の２回目は、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、インテル、オリンピアコス、ローマ、マンチェスター・シティ、R・マドリー、ミランが出場。香川真司（マンチェスター・U）、長友佑都（インテル）、本田圭佑（ミラン）の３人が出場したこともあり、多くの注目を集めた。
 
　優勝は、グループ首位のチーム同士による決勝戦でリバプールを下したマンチェスター・U。一方、ミランは出場国で唯一３戦全敗を喫し、この時期から危機が囁かれることとなった。
 
　そして迎えて３回目の今回。規模を拡大して行なわれる大会の最大の見どころは、やはり新シーズンの準備に余念がない欧州各クラブのプレーだ。単純にスター軍団のプレーを楽しめるだけでなく、現時点でのチームの状況を知り、そして新シーズンを占ううえでも格好の舞台であると言えよう。
 
　８月５日まで続く長丁場の戦い、世界中で興味深い戦いが日々、繰り広げられることとなる。どれも見逃せない!!
 
◎2015・ICCスケジュール
 ◇北アメリカ開催分
７月11日
LAギャラクシー対クラブ・アメリカ
７月14日
サンノゼ対クラブ・アメリカ
７月17日
クラブ・アメリカ対マンチェスター・U
７月18日
ベンフィカ対パリSG
７月21日
パリSG対フィオレンティーナ
バルセロナ対LAギャラクシー
マンチェスター・U対サンノゼ
７月22日
NYレッドブル対チェルシー
７月24日
ベンフィカ対フィオレンティーナ
７月25日
バルセロナ対マンチェスター・U
パリSG対チェルシー
７月26日
NYレッドブル対ベンフィカ
7月28日
チェルシー対バルセロナ
クラブ・アメリカ対ベンフィカ
７月29日対
マンチェスター・U対パリSG
８月２日
フィオレンティーナ対バルセロナ
※イタリア・フィレンツェ開催
８月５日
チェルシー対フィオレンティーナ
※イギリス・ロンドン開催
 
◇オーストラリア開催分
７月18日
レアル・マドリー対ローマ
７月21日
ローマ対マンチェスター・C
７月24日
マンチェスター・C対レアル・マドリー
 
◇中国開催分
７月25日
ミラン対インテル
７月27日
インテル対レアル・マドリー
７月30日
レアル・マドリー対ミラン
 
※日付は現地時間のもの