感情や感覚を重視するラポルタの組織マネジメントは議論の余地がある
議論の余地があるのが、感情や感覚を重視するラポルタの組織マネジメントだ。往々にして理性的な視点が欠落し、そのワンマンな手法がレベルテルのような現場の人間にとっては圧力に転じ、自らの意思に反することに同意させられるくらいなら、袂を分かつ決断を下すという結果になる。
良くも悪くも、第1期政権時代のワンマンなラポルタが復活しつつある。バルセロナのソシオは、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で6冠を達成する前に、不信任動議を突きつけられたことを忘れてはいない。レベルテルの辞任は再建の真っ只中にあるクラブにとって大きな後退を意味する。
今後ラ・リーガをはじめとした他団体との関係においても変化が生まれる可能性がある。ラポルタがもし今メッシの去就問題に直面していたなら、誰の反対も受けず、契約を延長していたかもしれない。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルサ番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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今後ラ・リーガをはじめとした他団体との関係においても変化が生まれる可能性がある。ラポルタがもし今メッシの去就問題に直面していたなら、誰の反対も受けず、契約を延長していたかもしれない。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルサ番)
翻訳●下村正幸
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