「20年ぶりの予選敗退という危機に直面している」
同記者は遅々として進まない国内サッカーの改革に警鐘を鳴らす。
「Aリーグ・クラブの大半は有名選手の招聘にばかり気を取られて、肝心な選手育成に投資してこなかった。エリートプログラムは選手向けも指導者向けも参加費が法外に高い。そうした過去20年間に及ぶ失策が、現在の苦境をもたらしたのだと気づくべきだ」と力説する。代表チームを取り巻く環境や人材にもまるで変化や進歩がなく、組織が硬直化していると嘆く。
「Aリーグ・クラブの大半は有名選手の招聘にばかり気を取られて、肝心な選手育成に投資してこなかった。エリートプログラムは選手向けも指導者向けも参加費が法外に高い。そうした過去20年間に及ぶ失策が、現在の苦境をもたらしたのだと気づくべきだ」と力説する。代表チームを取り巻く環境や人材にもまるで変化や進歩がなく、組織が硬直化していると嘆く。
「グループ3位で終われば、なにが待っているかを理解しているのか。プレーオフの相手となりそうなUAEにサッカルーズが勝てる保証などどこにもなく、もし勝利したとしても、次は南米予選5位チームとの大陸間プレーオフが待ち受ける。我々はいま、20年ぶりのワールドカップ予選敗退という現実的な危機に直面しているのだ。その事実を、より深刻に捉えるべきだろう」
ただ日本代表にしても、次のオーストラリア戦で敗れれば得失点差で3位に転落するだけに、やはり予断を許さない。最終節の相手が最下位ベトナムとはいえ、メルボルンでの“3.24決戦”では勝利を狙いつつ、最低でも1ポイントを持ち帰りたいところだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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ただ日本代表にしても、次のオーストラリア戦で敗れれば得失点差で3位に転落するだけに、やはり予断を許さない。最終節の相手が最下位ベトナムとはいえ、メルボルンでの“3.24決戦”では勝利を狙いつつ、最低でも1ポイントを持ち帰りたいところだ。
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