「現実を受け入れなければ手遅れになる」とも
オーストラリア代表が風雲急を告げている。
現地2月1日、サッカルーズ(チームの愛称)は敵地マスカットに乗り込んでオマーン代表と対戦。2度リードを奪いながらも、終了間際に痛恨のPK献上で追いつかれ、2-2でゲームを終えた。これによってワールドカップ・アジア最終予選のグループBで、2位・日本に過去最大の3ポイント差をつけられてしまい、崖っぷちに立たされている。
【PHOTO】日本代表戦を彩る美女サポーターたちを一挙紹介!
残り2試合は、ホームでの日本戦と、アウェーでの首位サウジアラビア戦。連勝すれば2位以内を確保できるが、容易いミッションではないだろう。
オーストラリアの国内メディアが驚きをもってオマーン戦の失態を報じるなか、「驚きではない。これが現実であり、我々は代表チームの弱体化をしっかり受け止めるべきだ」と主張するのが、元同国代表MFのロビー・スレイター氏だ。かつて1990年代にプレミアリーグで活躍し、57歳となった現在は歯に衣着せぬコメントが人気の解説者として活躍している。
スレイター氏は日刊紙『The West Australian』の取材に応え、サッカルーズへの率直な想いを吐露した。
「もともと期待値が高すぎたように感じているよ。我々の代表チームが日本とサウジアラビアより強いなどと、なぜ盲目的に信じられるだろうか。4大会連続でワールドカップに出場していることで、どこか感覚がマヒしているんだ。見てみよう、我々はグループBで3位だ。これが妥当なポジションだと認識すべきである」
現地2月1日、サッカルーズ(チームの愛称)は敵地マスカットに乗り込んでオマーン代表と対戦。2度リードを奪いながらも、終了間際に痛恨のPK献上で追いつかれ、2-2でゲームを終えた。これによってワールドカップ・アジア最終予選のグループBで、2位・日本に過去最大の3ポイント差をつけられてしまい、崖っぷちに立たされている。
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残り2試合は、ホームでの日本戦と、アウェーでの首位サウジアラビア戦。連勝すれば2位以内を確保できるが、容易いミッションではないだろう。
オーストラリアの国内メディアが驚きをもってオマーン戦の失態を報じるなか、「驚きではない。これが現実であり、我々は代表チームの弱体化をしっかり受け止めるべきだ」と主張するのが、元同国代表MFのロビー・スレイター氏だ。かつて1990年代にプレミアリーグで活躍し、57歳となった現在は歯に衣着せぬコメントが人気の解説者として活躍している。
スレイター氏は日刊紙『The West Australian』の取材に応え、サッカルーズへの率直な想いを吐露した。
「もともと期待値が高すぎたように感じているよ。我々の代表チームが日本とサウジアラビアより強いなどと、なぜ盲目的に信じられるだろうか。4大会連続でワールドカップに出場していることで、どこか感覚がマヒしているんだ。見てみよう、我々はグループBで3位だ。これが妥当なポジションだと認識すべきである」
同氏は「選手たちを批判しているわけでも、ワールドカップに出られないとも言っていない」と前置きしたうえで、次のように力説する。
「過去15年間で、個人レベルでの質低下が顕著なのは否めない。それはとても緩やかな下降だったが、4年前のチームと比べても明らかに弱くなっている。痛々しい現実なんだ。我が国のサッカー関係者には、こうした現実を受け入れない者が多すぎる。由々しき問題だと私は考えているよ」
2006年ドイツ・ワールドカップでは、MFハリー・キューウェル、FWマーク・ビドゥカ、MFブレット・エマートン、FWティム・ケイヒル、GKマーク・シュウォーツァー、DFルーカス・ニールなど、欧州主要リーグでレギュラーを張るタレントが攻守に揃っていた。現在のスカッドも欧州で活躍する選手は多いが、さすがに以前に比べると小粒な感が否めない。
スレイター氏は「もちろん最後までサッカルーズを応援しているし、ワールドカップに到達してほしいと願っている」と話しつつ、「早急に手を打たないと手遅れになる。我々は道に迷いつつあるのだから」と警鐘を鳴らした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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【W杯アジア最終予選PHOTO】日本-サウジアラビア|南野拓実&伊東純也のゴールで首位サウジを撃破!
「過去15年間で、個人レベルでの質低下が顕著なのは否めない。それはとても緩やかな下降だったが、4年前のチームと比べても明らかに弱くなっている。痛々しい現実なんだ。我が国のサッカー関係者には、こうした現実を受け入れない者が多すぎる。由々しき問題だと私は考えているよ」
2006年ドイツ・ワールドカップでは、MFハリー・キューウェル、FWマーク・ビドゥカ、MFブレット・エマートン、FWティム・ケイヒル、GKマーク・シュウォーツァー、DFルーカス・ニールなど、欧州主要リーグでレギュラーを張るタレントが攻守に揃っていた。現在のスカッドも欧州で活躍する選手は多いが、さすがに以前に比べると小粒な感が否めない。
スレイター氏は「もちろん最後までサッカルーズを応援しているし、ワールドカップに到達してほしいと願っている」と話しつつ、「早急に手を打たないと手遅れになる。我々は道に迷いつつあるのだから」と警鐘を鳴らした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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