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1本目はほぼ危なげなし、2本目は良さも課題も…森保J国内組、流経大戦の7発大勝の評価は?

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2022年01月21日

上田はハットトリックをマークするも、ポストプレーに大迫ほどの安定感はなく

20歳の荒木は1アシストをマーク。代表のサバイバルに食い下がりたい。写真:徳原隆元

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 今回のファーストセットと言える1本目のメンバーがほぼ危なげない試合運びをしていた一方で、若手が主体の2本目のメンバーは良さも課題も両方が出る内容だった。

 上田綺世のハットトリックなど4得点を記録した中で、インサイドハーフに入った渡辺皓太も上田の1点目をアシスト。さらに脇坂のシュートリバウンドを押し込んでゴールを決めるなど、存在感を示した。荒木遼太郎も上田のダイビングヘッドによるゴールをアシストするなど、多くのチャンスに絡んだ。
 
 しかし、全体的にボールロストも多く、1本目からメンバーを入れ替えた流通経済大に押し込まれる時間帯もあった。上田もゴールシーンは素晴らしかったが、ポストプレーでは大迫ほどの安定感は見せられないところもある。それでもボックスでのフィニッシュに入る動き出し、フィニッシュは目を見張るものがあり、日本が得点力を上げていくために食い込んで欲しいタレントのひとりだ。

 本来はウズベキスタンとの親善試合があるはずだったタイミングで、そうした国際試合の緊張感を味わえなかった影響は間違いなくあるが、流通経済大もアグレッシブに来てくれたことで、7-0という結果ほど簡単な内容ではなく、選手たちの試合感覚を引き上げる効果はあったと見られる。その中で森保監督が中国戦で使いたいと思わせた選手が誰なのか。

 キャプテンの吉田麻也をはじめ三笘薫、古橋亨梧など”森保ジャパン”の常連メンバーを欠く中国、サウジアラビアとのホーム2連戦に向けて、オフ明けながら国内組の力はこれまで以上に求められる状況となっている。

 そうは言っても、今回のメンバーから大量招集されることはないだろうが、最終予選のメンバーに選ばれる、選ばれないにかかわらず、この合宿を経験した選手たちが所属チームに戻り、しっかりとアピールしていった先には、また次のチャンスが巡ってくるはずだ。

取材・文●河治良幸(フリーライター)

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