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「夜中に目を覚まし、思いついたアイデアを枕もとにあるメモ帳に…」。村井チェアマンが任期8年で貫いたスタンスとは?

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2021年12月27日

「チェアマン、てぇへんだ‼」という動きがなければ

名古屋対浦和戦での一コマ。村上主審と槙野の一連のやり取りは、選手と審判の絆を物語るシーンでもあった。写真:Jリーグフォト

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 失敗は誰にでも起こり得るものですから、JリーグではPDCA(Plan[計画]、Do[実行]、Check[評価]、Action[改善])の中央にミスを置いて、失敗を恐れずにいろんなチャレンジをしようという共通認識を持つようにしました。成功例がない意思決定には当然ながらリスクが伴います。例えばコロナ禍に直面した昨年、正解がない中でJリーグは先駆けて4か月のリーグ中断に踏み切りました。他所を真似るのではなく、先例のない意思決定をしていくのがJリーグという組織であって、そういうスタンスが少しずつ醸成されてきていると思います。

 リスクを考えると、意思決定のスピードはどうしても遅くなります。判断材料が足りないから情報を集めてこいとか、もっといろんな人の意見を聞けとか、そうなるといつしかそのテーマが変質してしまう可能性があります。鮮度を保つ意味でもやはり重要なのはスピードという意識は常に持っていました。
 
 
 何も私ひとりで何から何までできるわけではありません。例えるなら、銭形平次の「親分、てぇへんだ!!」です。親分のところに「てぇへんだ!!」と飛び込んできた岡っ引きの八五郎から情報をもらえなければ、銭形平次には出番がないわけです。要は、「チェアマン、てぇへんだ!!」という動きがないとJリーグは回らないということで、そこにはかなり神経を使いました。

 部下を叱る時は、物事の失敗よりも情報の未伝達のほうでした。それを続けたからか、この数年は社員同士が呼吸を確かめるかのように情報を共有し、それぞれの判断の下でジャッジができる体質になってきた印象があります。組織を運営するうえで、風通しの良さは生命線です。ですので、どんな情報でもトップの人間にスッと上がってくるような関係性をすごく大事にしていました。
 
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