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視野の広さは縁起のいいトンボ!? 至高のベテラン遠藤保仁を昆虫に例えると? “こんちゅうクン”が私的解説!

カテゴリ:Jリーグ

こんちゅうクン

2021年12月04日

視野の広さは縁起のいい“あの昆虫”に

遠藤のプレーで際立っているのは、その視野の広さだ。写真:徳原隆元

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 遠藤はスピードやフィジカルに秀でたプレーヤーではない。それにもかかわらず、日本代表の国際Aマッチ出場数は152試合で歴代最多。キャリア23年を重ねたJリーグではベストイレブンに12回選出されており、こちらも最多の記録だ。

 類まれなテクニックもさることながら、彼のプレーを支えているのが「眼」である。ボール、選手、敵味方のポジションを瞬時に見極める。誰よりも広く、細かく状況が「見えている」からこそ、状況に応じた最適なプレーを選択できる。

 眼がいい昆虫といえば、やはりトンボである。

 昆虫の眼は小さな個眼が集まってできた複眼になっており、トンボの個眼は1~3万個ととりわけ多い。この複眼は、解像度こそ高くないが、動体視力に優れ、視野がずば抜けて広い。
 
 童謡で「とんぼのめがね」と歌われるほど、その眼は特徴的で、頭部のほとんどを占めるほど巨大だ。トンボは高速で飛びながら他の虫を捕らえたり、ナワバリに侵入した他のトンボを追い出すために眼を働かせ、広い範囲も近い範囲もよく見ているのである。

 遠藤はトンボのようにフィールド全体がよく見えている。まるで空飛ぶトンボがフィールドを俯瞰しているかのようである。そのプレーに驚きや感動を覚えるのは、彼にしか見えていないパスコースやプレーが存在し、それが見ている者の想像を超えてくるからではないだろうか。1人だけ少し先の未来が見えているような、そんな印象すら覚える。

 ジュビロ磐田のホームタウンである磐田市には「市の昆虫」で、絶滅危惧種でもあるベッコウトンボが生息している。実は今シーズンに磐田は夏の3連戦で、このベッコウトンボがデザインされたユニホームで闘い、2勝1分と好成績を残した。トンボは前にしか進まないことから縁起のいい「勝ち虫」とされ、古くは鎧や兜のデザインとして使われてきた。

 遠藤の持つトンボのような広く、そして細かな「眼」も、ジュビロの勝ちに大きく貢献したのは間違いない。いまやベッコウトンボのような磐田のシンボルとして定着してきている。
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