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W杯出場へ残り4戦の焦点|何のための「1チーム2カテゴリー」なのか。サウジ戦では遠藤航を温存、敵地・豪州戦に照準

カテゴリ:日本代表

浅田真樹

2021年11月24日

招集するばかりで起用をためらっていては…

田中(写真)や三笘、中山らがラッキーボーイとなり始めている。停滞感漂うチームに推進力を与えるのは五輪世代の役目だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 だとすれば、やはり国内組を中心にチームを編成するのも一手だろう。1月に国内組だけであってもキャンプができるなら、9~11月シリーズに比べ、長い準備期間が確保できるメリットもある。

 11月シリーズでは国内組が多く招集されながら、ほとんどが起用されずに疑問を残す結果となったが、1月への伏線と考えれば、少しは納得感も生まれる。

 前田大然、旗手怜央らに海外移籍の動きがあり、その動向次第とも言えるが、2連戦の初戦でいつも苦しんでいる以上、中国戦を国内組で戦い、グループ首位とのサウジアラビア戦(2/1)で海外組に切り替える。そうしたローテーションは有効策となりうるはずだ。

 ただし、残り4試合をトータルでプランするならば、サウジアラビア戦ばかりを意識し過ぎるのは得策ではない。サウジアラビアに借りを返したい。グループ1位で突破したい。そんな気持ちは理解できる。しかし、1位で予選突破したからといって、本大会でシード権が与えられるわけでもなく、順位を気にする必然性はない。

 だとすれば、ここからの4試合で最も重要なのは、3月24日に行なわれるアウェーのオーストラリア戦だ。ここさえしっかり勝つことができれば、予選突破は確実なものとなる。
 
 前のオマーン戦でイエローカードをもらった遠藤航は、サウジアラビア戦を回避していいはずだし、そこでは同時に、新たな戦力を起用する絶好の機会も生まれるはずだ。田中碧、三笘薫、中山雄太がすでにラッキーボーイとなり始めているように、過去の最終予選を見ても、停滞感漂うチームに推進力を与えるのは五輪世代の役目だ。

 招集するばかりで起用をためらっていたのでは、何のための「1チーム2カテゴリー」だったのかわからなくなる。

取材・文●浅田真樹(スポーツライター)

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