久保やイ・ガンインの獲得は「国際化の一環」
マジョルカ島はリゾート地として有名だ。そんな街を本拠地にするクラブが注力しているのが国際化だ。ディアスCEOによると、日本代表MF久保建英、韓国代表MFイ・ガンイン、アメリカ代表FWマシュー・ホッペの獲得もその一環だったという。
「戦力的なニーズと合致していることが前提としてある。実際、その枠組みから外れた選手はうちには1人もいない。そしてその上に国際化という戦略がある。我々はこの6年間、クラブのブランドイメージ向上に努めてきた。
以前はあらゆる観点からブランド価値が下落していたが、今ではグローバルな企業とスポンサー契約を締結できるまでになった。クボの前回在籍時(2019-20シーズン)に日本市場との結びつきが強まった。現在、同じ要領で韓国と米国市場進出を見据えた戦略を進めているところだ」
「戦力的なニーズと合致していることが前提としてある。実際、その枠組みから外れた選手はうちには1人もいない。そしてその上に国際化という戦略がある。我々はこの6年間、クラブのブランドイメージ向上に努めてきた。
以前はあらゆる観点からブランド価値が下落していたが、今ではグローバルな企業とスポンサー契約を締結できるまでになった。クボの前回在籍時(2019-20シーズン)に日本市場との結びつきが強まった。現在、同じ要領で韓国と米国市場進出を見据えた戦略を進めているところだ」
ルイス・ガルシア監督もクラブのこうした経営理念に共感している1人だ。彼もまた就任当初から明確な形で目標が課されていたという。
「とても堅実なクラブという印象だ。着実な成長をモットーとしている。目指すところが明確だ。(2020年夏の)就任時に目標はプレーオフ進出(6位以内)と厳命された。それが、チームが到達すべき最低限のラインだとね。つまり達成できなければ失敗だ。それでストレートインでの昇格(2位)を果たすと、その分の評価をしっかりしてくれた。
今シーズンも大型補強をしないということをあらかじめ聞かされていた。目標は残留だ。アメリカからリモートで運営しているけど、無理な要求はしてこない。2年後にヨーロッパリーグに参戦するといった類のね」
文●エンリケ・オルテゴ(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
「とても堅実なクラブという印象だ。着実な成長をモットーとしている。目指すところが明確だ。(2020年夏の)就任時に目標はプレーオフ進出(6位以内)と厳命された。それが、チームが到達すべき最低限のラインだとね。つまり達成できなければ失敗だ。それでストレートインでの昇格(2位)を果たすと、その分の評価をしっかりしてくれた。
今シーズンも大型補強をしないということをあらかじめ聞かされていた。目標は残留だ。アメリカからリモートで運営しているけど、無理な要求はしてこない。2年後にヨーロッパリーグに参戦するといった類のね」
文●エンリケ・オルテゴ(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸