「100パーセント信じることができる仲間たち」とともに世界一に挑む。
今回のカナダ大会は、前回ドイツ大会、ロンドン五輪のメンバーが17名残ったが、チーム内の序列は大きく入れ替わった。4つの世界大会で連続してレギュラーを務めた近賀ゆかり、3年前のロンドン五輪で正GKを務めた福元美穂、そしてワールドカップ6回連続出場の澤穂希らが、サブ組にいる。実績を数え上げれば、サブ組の作業は役不足と思われる面々が、口惜しさを殺して、自分の後輩たちをサポートしている。そんな姿を見て、宮間が奮起しないわけがない。
「毎日、なにか大変なことを、毎日、普通の顔をしてやっている。(そんな姿を見ていれば)決勝の舞台に来られて当然だと思いますし、それだけのことをみんながやっていると思います」(宮間)
この日、一時帰国していた安藤梢も合流し、選手23人全員が再び揃った。
「下手な選手がいるなら、上手い選手になれるよう助けてあげればいい。私は試合に勝ちたいけれど、ただ強いだけのチームに入ってチャンピオンになりたいとは思わない。『一緒に戦いたい』と思える仲間がいるチームで世界一を目指したい」
以前の取材で、宮間を指導した本田美登里監督(現・長野パルセイロ)から聞いた、宮間の言葉だ。そして明日、「100パーセント信じることができる仲間たち」とともに、宮間は世界一に挑む。
4年前のドイツ大会では、決勝を前に宮間は澤と語り合った。
「表彰台で優勝カップを掲げる姿が、ハッキリとイメージできるね」と。
野暮な質問とは思ったが、今回はどうなのか、尋ねた。
「アメリカが優勝カップを掲げている姿は想像できませんし、自分たちが絶対にあれをとると思っています」
取材・文:西森 彰(フリーライター)
「毎日、なにか大変なことを、毎日、普通の顔をしてやっている。(そんな姿を見ていれば)決勝の舞台に来られて当然だと思いますし、それだけのことをみんながやっていると思います」(宮間)
この日、一時帰国していた安藤梢も合流し、選手23人全員が再び揃った。
「下手な選手がいるなら、上手い選手になれるよう助けてあげればいい。私は試合に勝ちたいけれど、ただ強いだけのチームに入ってチャンピオンになりたいとは思わない。『一緒に戦いたい』と思える仲間がいるチームで世界一を目指したい」
以前の取材で、宮間を指導した本田美登里監督(現・長野パルセイロ)から聞いた、宮間の言葉だ。そして明日、「100パーセント信じることができる仲間たち」とともに、宮間は世界一に挑む。
4年前のドイツ大会では、決勝を前に宮間は澤と語り合った。
「表彰台で優勝カップを掲げる姿が、ハッキリとイメージできるね」と。
野暮な質問とは思ったが、今回はどうなのか、尋ねた。
「アメリカが優勝カップを掲げている姿は想像できませんし、自分たちが絶対にあれをとると思っています」
取材・文:西森 彰(フリーライター)