• トップ
  • ニュース一覧
  • 12年前のW杯デビューから現在まで――。宮間あやが“なでしこジャパン”で追求してきたものとは

12年前のW杯デビューから現在まで――。宮間あやが“なでしこジャパン”で追求してきたものとは

カテゴリ:日本代表

西森彰

2015年07月05日

「100パーセント信じることができる仲間たち」とともに世界一に挑む。

なでしこジャパンの主軸として長く活躍してきた宮間。信頼できる仲間たちとともに最強の敵に挑む。(C) Getty Images

画像を見る

 今回のカナダ大会は、前回ドイツ大会、ロンドン五輪のメンバーが17名残ったが、チーム内の序列は大きく入れ替わった。4つの世界大会で連続してレギュラーを務めた近賀ゆかり、3年前のロンドン五輪で正GKを務めた福元美穂、そしてワールドカップ6回連続出場の澤穂希らが、サブ組にいる。実績を数え上げれば、サブ組の作業は役不足と思われる面々が、口惜しさを殺して、自分の後輩たちをサポートしている。そんな姿を見て、宮間が奮起しないわけがない。
 
「毎日、なにか大変なことを、毎日、普通の顔をしてやっている。(そんな姿を見ていれば)決勝の舞台に来られて当然だと思いますし、それだけのことをみんながやっていると思います」(宮間)
 
 この日、一時帰国していた安藤梢も合流し、選手23人全員が再び揃った。
 
「下手な選手がいるなら、上手い選手になれるよう助けてあげればいい。私は試合に勝ちたいけれど、ただ強いだけのチームに入ってチャンピオンになりたいとは思わない。『一緒に戦いたい』と思える仲間がいるチームで世界一を目指したい」
 
 以前の取材で、宮間を指導した本田美登里監督(現・長野パルセイロ)から聞いた、宮間の言葉だ。そして明日、「100パーセント信じることができる仲間たち」とともに、宮間は世界一に挑む。
 
 4年前のドイツ大会では、決勝を前に宮間は澤と語り合った。
「表彰台で優勝カップを掲げる姿が、ハッキリとイメージできるね」と。
 
 野暮な質問とは思ったが、今回はどうなのか、尋ねた。
「アメリカが優勝カップを掲げている姿は想像できませんし、自分たちが絶対にあれをとると思っています」
 
取材・文:西森 彰(フリーライター)
【関連記事】
【女子W杯】なでしこ攻守のキーマン、宮間と岩清水が語る「連覇」への4つのポイント
【セルジオ越後の天国と地獄】王手をかけたなでしこジャパン。最高の形で大会を終えたいね
【女子W杯】絶対的なキャプテン・宮間あや 「終わり方」へのこだわり
【女子W杯】アメリカ:なでしこへの「特別な意識」はない。あるのは世界一への「純粋な闘志」|取材歴40年超の米ベテラン記者がリポート
【女子W杯】笑顔を取り戻した川澄奈穂美が見据える、アメリカとの頂上決戦
防衛戦であり、リベンジマッチでもある!! 日本とアメリカ、31度目の対峙へ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ