【第2ステージ展望】横浜編|俊輔という“ラストピース”がハマり、狙うは優勝

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2015年07月04日

【第2S展望】戦力的な言い訳はできない。目標はステージ制覇だ。

第2ステージの巻き返しは、“ラストピース”中村の存在を抜きに語れない。フルスロットルの活躍でチームに本来の姿を取り戻させたい。写真:田中研治

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ポイント4)第2ステージの目標と達成への青写真は?
 
ステージ優勝
 
 待ち望まれた中村の復帰に加え、右足首を負傷していた栗原も戻ってきたことで、戦力的な言い訳はできない。ほぼフルメンバーでスタートできる第2ステージの目標は、優勝以外にない。
 
 修正点としては、ポイント1で指摘したように、最優先事項はセットプレーからの失点をなくすこと。守備ではクロス対応にも難を抱えるだけに、今一度、決め事を整理し直して、チーム全体の意思統一を図りたい。
 
 攻撃面では、1試合平均1.24点という数値の大幅な改善が求められる。第1ステージを制した浦和は17試合でリーグトップの39点、同平均2.29点という高い数字を弾き出した。これに届かなくても、せめて“2点台”に乗せて、守備の安定化が伴ってくれば、目標達成は見えてくるはず。
 
 その意味でも、中村という稀代のキッカーの存在は、第1ステージで稼いだ21点中わずか2点して取れなかったセットプレーの得点率アップにも大いに貢献してくれるはずだ。無論、縦に速く、連動性に富む崩しの精度をさらに高めて、流れのなかでのゴールも増やしていきたい。
 
ポイント5)第2ステージに向けた補強ポイントと新戦力獲得の動きは?
 
 補強にしろ、放出にしろ、現時点で主だった移籍の噂は聞こえてこない。アジア枠を残しているが、突発的なアクシデントがないかぎり、現メンバーで第2ステージを迎えることになりそうだ。
 
 あえて補強ポイントを挙げるなら、手薄なCBか。主力に不測の事態が起きれば、代役筆頭は富澤となる。他の選択肢として高卒2年目の北谷もいるが、いくら成長してきているとはいえ、まだ心細さは否めない。鹿島の山村など、他クラブで燻っている実力者にあたりをつけておくのも手かもしれない。
 
文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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