[J１第33節]FC東京１-２鹿島／10月23日／味の素スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京　5.5
2CB＋中盤の3枚回しをベースにボールを保持して攻めつつ、その中盤の参加で守備も安定させる戦い方自体は洗練されてきたが、試合前テーマに掲げていた球際などの本質で勝ちきれず、勝負強さの点で鹿島に劣った。この内容を維持しながらルヴァンカップ準決勝やリーグの横浜FC戦のような気迫を示したい。

【FC東京｜採点・寸評】
GK
１　児玉　剛　５
脳震盪で出場を回避した波多野豪に替わり先発出場。18分、決定的な土居のシュートを防いだ場面では1対1の強さを見せた。しかしやはり2失点という結果は無視出来ない。

DF
22　中村拓海　６
71分、長友のクロスにファーサイドで合わせてあわやというシュートを放ち、その4分後には渡邊凌のゴールをアシスト。このチームの課題だったサイドバックからの得点を挙げ、決定機も作った。

DF
３　森重真人　5.5
J・オマリとの２CBで安定したボール回し。守備でも個の部分では巧さを見せた。ただ2失点については守備陣全体、チーム全体での反省が必要。
 

DF
32　ジョアン・オマリ　5
チャンスになるフィードを蹴ることが出来る貴重なCB。やはりこの男が森重とコンビを組むとスムーズにボールが回る。しかし2失点目の場面では土居をマークするも抑え込まれてクロスを許してしまった。

DF
50　長友佑都　5
2失点目は長友と永井の間のパスミスから始まっている。熱量という点でもこの試合は不足気味。FC東京復帰初戦の横浜FC戦のような試合が出来るよう、プレーにおいても士気の高揚においても、もう一段階上の活躍を望みたい。

MF
８　髙萩洋次郎　5.5（66分OUT）
落ち着いたボールさばきや、収まりどころでパスをつなぐ攻撃をリード。開始3分、永井が送ったグラウンダーのボールをシュートまで持っていくがわずかに左枠外に逸れていった。

MF
21　青木拓矢　5.5（66分OUT）
攻守にわたって最終ラインに加勢する中盤の一枚として機能。この3人の中では最も守備的な役回りだが、10分にはGK沖に止められたものの強烈なシュートを放つ場面も。