９月28日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ（CL）のグループステージ第２節（A組）で、マンチェスター・シティはパリSGに０－２で敗れ、勝点を積み上げることができなかった。

　敗軍の将となったジョゼップ・グアルディオラ監督が絶賛したのが、パリSGのMFマルコ・ヴェッラッティだ。

　９月の22年カタール・ワールドカップの欧州予選で膝を負傷し、パリSGでは直近５試合を欠場していたイタリア代表MFは、その復帰戦となった大一番で圧巻のパフォーマンスを見せたのだ。

　試合後に行なわれた会見でグアルディオラ監督は、「彼に恋している」と語り、ヴェッラッティを褒め称えている。
 

「並外れた選手だ。どんなにプレッシャーをかけられてもボールを失うことはないし、パスを出すこともできる。彼が怪我から戻ってきて私も嬉しいよ。彼はロングボールを多用する選手ではないが、スペースがどこにあるかを正確に把握しているので、攻撃をビルドアップしていく上で頼りになる。後半はケビン（デ・ブルイネ）が上手くコントロールしてくれたが、前半はとくに素晴らしかった」

　さらにペップは、パリSG移籍後初ゴールを決められた愛弟子のリオネル・メッシに対しても「彼を止めることはできない」と語り、今夏に自身が指揮するマンチェスター・Cへ加入する可能性もあったなかで、「彼がパリで幸せなら私も幸せ。彼の決定を尊重する」とコメントしている。
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　稀代の名将は、グループステージ第５節に行われる次の対戦では、ヴェッラッティやメッシに対してどんな対策を講じるのか。11月24日にシティのホームで開催されるリベンジマッチに注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部