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【三浦泰年の情熱地泰】胸を打ったパラリンピック選手の姿。そのメンタルの強さを想像して前へ進みたい

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年09月15日

パラリンピックの選手たちに感じた「気持ち」の強さ

東京パラリンピックで初の銀メダルを獲得した車いすバスケットボールチーム。多くの種目で日本の選手たちが奮闘した。(C) Getty Images

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 鈴鹿での生活も2か月が経った。

 オリンピックの後にはパラリンピックで盛り上がり、約1か月半にわたった「2020東京オリンピック・パラリンピック」も終了。この時期に、僕の鈴鹿でのチャレンジがスタートされた。
 
 自国開催ということもあり、連日のメダル獲得ラッシュに感動のしっぱなしであったが、2021年という1年の延長を耐え忍んで2020オリンピック・パラリンピックを迎えることになった選手たちのワンシーンワンシーンは、人々に感動を与える素晴らしいものになった。

 そして僕にとっても、JFLの監督という新天地での仕事をしながら迎えたオリンピック・パラリンピックだっただけに、同時に刺激とモチベーション(やる気)をもらいながらTVの前で応援させてもらった。

 メダルの獲得など関係なく、全ての選手を尊重、リスペクトしたくなる大会がオリンピック・パラリンピックであるが、特にパラリンピックにおいて表彰台に立つ選手には恐ろしいくらいのオーラを感じた。

 これは何かが違う、心を打たれる一瞬であった。

 数週間前まで行なわれたオリンピックでは、金メダルに感動し、銀メダルに悔しさを感じ、でも凄いと納得しようとする自分。同じように選手も次への目標を「金メダル」に定め目の前の結果を受け入れようとする選手たち。

 そのオリンピック選手とは何かが違うパラリンピック選手のメダル。

 この違いは表彰台の上のオリンピック選手には努力と強い「才能」を感じた一方で、パラリンピック選手には「努力」と、より強い「気持ち」、超人のメンタルの強さを感じたからかもしれない。

 パラリンピックの種目ごとに、そのスポーツをプレーすることの大変さを想像してみたら、彼らの勝利というゴールへの向き合い方には本当に頭が下がる思いだ。健常者ではとうてい持ち得ないだろうと思うくらいのメンタルの強さ。僕はパラリンピックの表彰式でインタビューに答える選手たちの姿に、大きな拍手を送りたくなった。

 僕のような立場の人間がパラリンピックを語るなど申し訳ないが、素晴らしい選手団が勝ち取ってくれたメダルの数と感動の数に感謝の気持ちでいっぱいである。
 
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