【EURO出場国紹介|ロシア】CFジューバを中心に経験値は高い。GS突破の力は十分にある

カテゴリ:国際大会

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2021年06月03日

重鎮が去った守備陣はタレント不足が否めない

3年前の自国開催のW杯ではベスト8に進んだロシア。今回のEUROでも快進撃を見せられるか。(C)Getty Images

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ロシア(5大会連続12回目の出場)
・FIFAランク:38位
・EURO最高成績:優勝(1960年)※ソ連時代
・前回大会:グループステージ敗退
・予選成績:8勝0分け2敗/33得点・8失点(グループI 2位)

●マッチスケジュール(グループB)
6月12日:ベルギー(サンクトペテルブルク)
6月16日:フィンランド(サンクトペテルブルク)
6月21日:デンマーク(コペンハーゲン)

―――◆―――◆―――

 
 EURO2012以降のビッグトーナメント(EUROとワールドカップ)すべてに出場し、3年前の自国開催のW杯ではスペインを破って8強入りするなど、チームの経験値は極めて高い。

 同大会で躍進に導いたスタニスラフ・チェルチェソフ監督は、4-2-3-1の布陣をメインに、対戦相手次第で5バック気味の3-4-3を併用するなど、柔軟な戦い方を見せる。

 戦術上のキーマンは、最前線で攻撃の基準点となるCFのアルテム・ジューバ(ゼニト)。キャプテンを務めるベテランストライカーは、確かなポストワークで味方が押し上げる時間を作るだけでなく、優れた決定力でゴールを量産する。

 一方で、イゴール・アキンフェエフやセルゲイ・イグナシェビッチといった重鎮が去った守備陣は、タレント不足が否めず、やや心許ない印象だ。

「ベスト8入りしたW杯以上の成績を目指す」と、指揮官が掲げる目標は極めて高い。さすがに4強入りは厳しいと言わざるを得ないが、グループステージを突破する力は十分にある。

文●ドミトリー・ロゴビツキ
翻訳●井川洋一

※「ワールドサッカーダイジェスト責任編集 EURO2020展望&ガイド」から転載・加筆。

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