同点で迎えたロスタイムにビッグチャンス到来。しかし南野のシュートは…。
この日、南野拓実はヒーローになりそこねた。決めればリーグ優勝決定という場面で迎えた決定機をモノにできず、南野は自らの手で優勝を決めるチャンスを逃してしまった。
佳境を迎えたオーストリア・リーグの第33節、ザルツブルクは5月16日に敵地で4位のアルタッハと対戦。勝てば優勝が決まる大一番を迎えた。ベンチスタートとなった南野は68分、1-1の状況でピッチに送り込まれた。南野と同時に攻撃的な選手がもう一枚投入されており、ヒュッター監督の采配には「ここで勝って優勝を決めるぞ」という意思が表われていた。
南野がピッチに入った直後、ザルツブルクは不運な形からリードを奪われてしまう。ペナルティエリア内で味方CBのプレーが、ファウルと判定されてしまいPKを献上。相手の決定的な得点チャンスを阻んだとしてレッドカードを受け、退場処分を受けてしまったのだ。相手選手との接触がなかっただけにザルツブルクは猛抗議したが、判定は覆らず。冷静にPKを決められ、ひとり少ない状況でリードを許すことになった。
しかし、それでもあきらめないザルツブルクは87分に直接FKから同点に追いつき、さらに勝ち越しを狙う。そしてロスタイム、南野がエリア左からドリブルで侵入し、GKとの1対1という決定的なチャンスを作り出した。しかし、「角度が無かったのでニア上を狙った」という左足でのシュートはGK正面に飛んでしまい、ネットを揺らすことができず。試合はそのまま2-2で終了した。
決めればリーグ優勝決定。再びスタメンを奪い返すためにも、自身初めてとなるタイトルを勝ち取るためにも、「大事な試合で結果を残していきたい」と語っていた南野にとって、これ以上ない場面だった。このビッグチャンスを南野は逃してしまったのだ。
「ああいうところですね」と自身も認めるように、これが南野の現状を象徴していると言えるかもしれない。
佳境を迎えたオーストリア・リーグの第33節、ザルツブルクは5月16日に敵地で4位のアルタッハと対戦。勝てば優勝が決まる大一番を迎えた。ベンチスタートとなった南野は68分、1-1の状況でピッチに送り込まれた。南野と同時に攻撃的な選手がもう一枚投入されており、ヒュッター監督の采配には「ここで勝って優勝を決めるぞ」という意思が表われていた。
南野がピッチに入った直後、ザルツブルクは不運な形からリードを奪われてしまう。ペナルティエリア内で味方CBのプレーが、ファウルと判定されてしまいPKを献上。相手の決定的な得点チャンスを阻んだとしてレッドカードを受け、退場処分を受けてしまったのだ。相手選手との接触がなかっただけにザルツブルクは猛抗議したが、判定は覆らず。冷静にPKを決められ、ひとり少ない状況でリードを許すことになった。
しかし、それでもあきらめないザルツブルクは87分に直接FKから同点に追いつき、さらに勝ち越しを狙う。そしてロスタイム、南野がエリア左からドリブルで侵入し、GKとの1対1という決定的なチャンスを作り出した。しかし、「角度が無かったのでニア上を狙った」という左足でのシュートはGK正面に飛んでしまい、ネットを揺らすことができず。試合はそのまま2-2で終了した。
決めればリーグ優勝決定。再びスタメンを奪い返すためにも、自身初めてとなるタイトルを勝ち取るためにも、「大事な試合で結果を残していきたい」と語っていた南野にとって、これ以上ない場面だった。このビッグチャンスを南野は逃してしまったのだ。
「ああいうところですね」と自身も認めるように、これが南野の現状を象徴していると言えるかもしれない。