現地時間５月23日、プレミアリーグの最終節が一斉開催された。

　注目のチャンピオンズ・リーグ（CL）出場権争いは、優勝したマンチェスター・シティと２位確定のマンチェスター・ユナイテッドが切符を手にしており、３位チェルシー（勝点67）、４位リバプール（同66）、５位レスター（同66）の３チームが２つの椅子を争う状況でラストマッチを迎えた。

　勝てば文句なしで出場権を手にできるチェルシーは、敵地でアストン・ビラと対戦。43分にトラオレにゴールを許すと、53分にもそのトラオレをジョルジーニョが倒して与えたPKをエルガジに決められる苦しい展開となる。

　70分に右サイドを抉ったプリシッチのクロスにチルウェルが左足で合わせて１点を返すと、その後も猛攻を仕掛けたものの、終盤にアスピリクエタが退場したこともあり、１－２で敗北した。

　４連勝で一気に圏内に浮上してきたリバプールはホームでクリスタル・パレスと相まみえた。元レッズの指揮官でもあり、今シーズン限りでの監督引退を発表したロイ・ホジソンの率いるチームを相手に、36分にCKから最後はマネが詰めてネットを揺らし、先制ゴールを挙げる。

　74分にも、マネの左足のシュートが敵DFに当ってゴールに吸い込まれ、追加点を奪取。２－０で勝利し、５連勝を達成したリバプールが３位に浮上した。
 

　ヨーロッパリーグ（EL）出場権確保の可能性を残す７位のトッテナムをホームに迎えたレスターは、勝点で並ぶリバプールより得失点差が４点少ないため、自力で権利を得るには大勝するしかない。開始18分に主砲ヴァーディーのPKで先制したものの、43分にケインに得点ランク単独トップに立つ23点目となるゴールを叩き込まれ、追いつかれる。

　52分に自ら獲得したPKを再びヴァーディーが決めて勝ち越しすも、76分に痛恨のオウンゴールで追いつかれると、87分、96分と立て続けにベイルのシュートで被弾。２－４で敗れた。

　この結果、４位チェルシー、5位レスターとなり、後者はELに回ることが決まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部