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「黙して完璧な試合」をしたネイマール、リベンジを果たしたエムバペ。雪の下で神話をつくったパリSGにフランスが熱狂【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

結城麻里

2021年04月11日

降りしきる雪のなかで固く抱き合ったネイマールとエムバペ(7番)。 (C)Getty Images

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 チャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝第1レグでタイトルホルダーのバイエルンを下したパリ・サンジェルマンに、フランス人の多くは、しばしの陶酔に浸っている。

 試合後の討論番組では、「奇跡と言うべきか、それとも英雄的と言うべきか」の題目が登場。多くは「両方」の意見で盛り上がった。

 また一夜明けた現地時間4月8日付の『L’EQUIPE』紙も、ヴァンサン・デュリュック記者の社説を掲げ、「叙事詩の香り」「雪の下の試合の神話」「互いのために英雄的に戦った」と珍しく美しい賛辞を贈呈した。

 ただ、「今朝の時点でもまだ、パリSGが本当のところ長期的にどういうチームなのかはわからないが、少なくとも宿命の夜にどんなチームになれるのかはわかるようになった」として、「明日われわれに理性が戻ったら、そのときはセカンドレグが残っていることを考えねばならず、心配しなければならないだろう」と目覚ましをかけるのも忘れなかった。

 とはいえキリアン・エムバペとネイマールは、予想を超える活躍で人々を幸福にしたのも事実。しかもふたりは、それぞれのリベンジを見事に果たした。
 
 まずエムバペは、マヌエル・ノイアーに敗北した昨年夏の借りを返した。

 昨夏のCL「ファイナル8」に怪我明けで出場した22歳の怪物は、仕掛けやアシストで貢献したもののゴールはなかなか決められず、とくにファイナルでは立ちはだかったノイアーとの1対1に屈した。

 この屈辱を忘れていなかったのだろう。7日夜、背番号7は雪が降りしきる敵地でのリベンジを決意。ノイアーを初っ端から崩し去り(3分)、さらにはノイアーが微動もできない股抜きシュートで決勝ゴールをものにした(68分)。

 これでエムバペは、2月16日のバルセロナ戦以来、シュート12本、枠内9本、6ゴールを実現し、今大会ノックアウトラウンドに残っているチームの中で最高の効率をマーク。しかもカンプ・ノウでハットトリック、アリアンツ・アレーナでドゥブレ(1試合2ゴール)と、凄まじい実力を世に披露したことになる。
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