2016年9月からブラジル代表を率いるチッチ監督が、母国のエースでパリ・サンジェルマンで活躍するネイマールを絶賛した。
現地時間3月2日、『FIFA.com』にアップされたインタビュー内でチッチ監督は、「ネイマールは成熟したプレーヤーへと成長している」と話し、ブラジル代表FWのポジティブな変化に関して自身の考えを口にした。
「私がセレソンの監督に就任した当初や、バルセロナでプレーしていた頃は、ウイングの位置でボールを受け、ドリブル突破からゴールを狙うといった個人プレーが目立つプレーヤーだった」
「現在はプレーエリアを広げ、ゴールだけでなく、味方へのチャンスメイクもできる。アシストとゴールの両方を生み出す“弓矢”のような存在となっている」と、パリSGでプレーの質やパフォーマンスの一貫性が向上していることを指摘した。
【PHOTO】海外番記者・識者が選んだ「ブラジル代表のレジェンド完全格付けTOP10」を厳選ショットで振り返り!
ネイマールのプレーの質と一貫性の向上を指摘するチッチ監督
また、「現在で世界最高の3選手は誰か?」との質問には、こう答えている、
「FIFA年間最優秀選手賞で私が投票した3人だよ。1位がネイマールで、2位がレバンドフスキ、3位がデ・ブルイネだ。」
フランス・カップのカーン戦(2月25日)で左足内転筋を痛め、戦線を離脱しているネイマールは、3月10日に行なわれるチャンピオンズ・リーグ(CL)のバルセロナ戦での復帰を目指し、懸命なリハビリを続けている。
さらに3月のカタール・ワールドカップ南米予選では、26日にコロンビア、30日にアルゼンチンとの大一番が控えている。
チッチ監督は、成長を続けるエースが万全のコンディションで代表に合流できることを心から願っているはずだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部