【千葉】昇格争いのライバルに敗戦――今季も突きつけられた“決定力不足”という課題

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年04月27日

シュート数、決定機数では上回るも…。

ペチュニクは2度の決定機を迎えたが、ゴールには結びつけられず。大一番で結果を残せなかった。写真:徳原隆元

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 スコアこそ違えど、昨季の昇格プレーオフ決勝(0-1で山形に敗戦)を見ているかのようだった。
 
 J2・9節、ホームのフクアリに首位・磐田を迎えた一戦には、今季最多となる15,051人の観衆が詰めかけた。シーズンの大一番のような熱気に包まれたゲームには、前節、初黒星を喫し、3位に転落した千葉の面々も「絶対に負けたくなかった。勝てば首位の可能性があり、負ければ(磐田に勝点)5差。この試合の重要性はみんなが分かっていた」(中村)と、非常に高いモチベーションで臨んだ。
 
 その言葉どおり、試合では一人ひとりが気持ちのこもったプレーを見せた。各局面でのボールの奪い合いに負けず、シュート数は16対8、決定機数は6対2と、磐田を大きく上回った。「選手は攻守に躍動感のあるサッカーを披露してくれた」と関塚監督も振り返る。
 
 しかし、多くのチャンスを作りながら、前半の唯一のピンチ、そして後半終了間際のカウンターから失点し、0-2の敗戦。「素晴らしいゲームを展開できたと思う。ただ、結果としてゴールが遠かった」(関塚監督)。指揮官のこの言葉が、試合展開を如実に示していた。
 
 大一番での決定力不足――。これはJ2生活6年目を迎えた千葉の積年の課題だ。磐田戦ではここまで1トップを務めた森本が負傷欠場するというエクスキューズはあったものの、重要な場面でゴールが奪えない不甲斐ない姿は昨季のままだった。

キャプテンのパウリーニョを中心に各局面での攻防では負けなかった千葉。それだけに悔しい敗戦となった。写真:徳原隆元

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