【千葉】勝負弱さを払拭し、”4度目の正直”なるか

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年03月30日

守備重視のスタイルで、スタートダッシュに成功。

スターダッシュに成功して4節で首位に立った千葉。岡山との一戦は金井(13)のゴールで競り勝った。写真:菅原達郎(サッカーダイジェスト写真部)

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「点を取られないこと。うちには得点を量産できる戦力は揃っていないので、まずは守備を重視することが大事」
 
 開幕前、今季のチームの目標を聞いた際、関塚監督はこう説明した。
 
 そして迎えた新シーズン。千葉は開幕から3試合で2勝1分、それも2試合は完封勝ちと好スタートを切った。10年から続くJ2生活で、特にここ2年は開幕から10戦で3勝5分2敗、3勝3分4敗と波に乗れず、最後は帳尻を合わせてプレーオフに進出するも敗退という歴史を繰り返してきた。

 その千葉が、今季はスタートダッシュに成功。そして2位で迎えた4節、勝点7で並びながら、得失点差で首位の座を譲っていた岡山と対戦した。
 
 試合は決して褒められた内容ではなかった。序盤から相手の素早いプレス、そして審判の曖昧なジャッジにリズムを狂わされ、パスミスを連発した。
 
 また、岡山の前線のトライアングル、片山、押谷、伊藤を抑え切れずチャンスを作られた。10分にはロングボールに抜け出された片山にヘッドで狙われ、42分にはワンツーで中央を突破された伊藤にミドルシュートを浴びる。長澤監督の「前半はゲームを上手く進められた。ビッグチャンスには見えなかったかもしれないがチャンスは作れていた」との言葉通り、前半は明らかに岡山ペースだった。
 
 ただ、この試合でも千葉DF陣は集中を切らさず、最後の一線で身体を張り続けた。すると、56分、関塚監督が動く。4-2-3-1のトップ下を務めていた井出を下げ、右サイドに田中を投入。それまで右サイドに入っていたペチュニクを前線に上げ、森本と2トップ気味の4-4-2にシステムを変えた。この交代を関塚監督は「ネイツ(ペチュニク)の高さ、キープ力を活かして岡山の最終ラインを押し下げられた」と説明する。
 
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