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「彼は心に傷を負っていた」直近6戦6発と大暴れのベイル、突然の“復活”の理由は? モウリーニョが明かす

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年03月09日

「誰も彼にトライしてこなかった」

直近6試合で6ゴール・3アシストと爆発しているベイル。(C)Getty Images

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 現地時間3月7日、プレミアリーグの第27節が行なわれ、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるトッテナムは、クリスタル・パレスと対戦し、4-1で快勝を収めた。

 この試合で躍動したのが、イングランド代表FWハリー・ケインとウェールズ代表FWガレス・ベイルだ。ふたりが2点ずつ奪った4得点で、トッテナムは今シーズンの公式戦通算ゴール数が100に到達。英公共放送『BBC』によれば、これは欧州5大リーグでは、ブンデスリーガのバイエルン(106得点)に続く記録となるという。

 トッテナムは1月末から公式戦8試合で6敗を喫するなど、非常に苦しい時期を過ごしていた。しかし、直近は4戦4勝と絶好調。その原動力となっているのが、ベイルの復調だ。

 昨夏にレアル・マドリーから古巣のトッテナムに期限付き移籍で加入したベイルは、なかなか調子が上がらず、ほとんどチームに貢献もできずにいた。しかし、ここ直近6試合で6ゴール・3アシストを記録し、“完全復活”したかのような躍動ぶりだ。

 本来の姿に戻りつつあることを、モウリーニョ監督も喜んでいるようだ。『BBC』によれば、試合後に喜びを滲ませたという。

「彼はすばらしいプレーヤーだし、彼のような選手と一緒に仕事をすることができてとても幸せだよ。だが、私は彼が心に傷を負っていると感じた。ケガの多いシーズンを何度も経験していると、筋肉のキズではなく、心理的なキズが恐怖と不安定さをもたらすと思う」
 
 ポルトガル人指揮官は、こう続けている。

「これまで、彼が抱えていた問題について、誰もトライしてこなかった。自分が勤勉に働いていて、周囲の皆もできることをやっていても、噛み合わないときはあるし、心理的な壁を壊さなければならない瞬間がある。彼は彼自身でそれを成し遂げたんだ。我々はそれをサポートしただけだ。彼に疑念を抱いていた皆と、今はポジティブな話を楽しむ必要があると思う」

 ベイル自身も『BBC』のインタビューで、「今はとても気分がいい。この調子を維持できたらいい。チームのために、次の試合に備えて回復することに務めるよ」と満足そうに語っている。

 今後、トッテナムは11日のヨーロッパリーグでディナモ・ザグレブと対戦し、14日に宿敵アーセナルとのダービー、18日には再びD・ザグレブと第2レグを戦う。「できるだけ失点を減らして、多くゴールを奪いたい」と意気込む指揮官は、上り調子の“元エース”に、大きな期待を寄せているに違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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