【相模原】「京都戦はゼロ、今回は1、次は――」焦点はいかにゴールを奪うか。ロングスローも注目

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWEB)

2021年03月08日

「“3”を取るためにはゴールしないといけない」

引き分けで終えた群馬戦で勝点1奪取。次節の岡山戦で“J2初勝利”を掴めるか。ホムロら攻撃陣の奮起がカギを握る。写真:徳原隆元

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 試合後の会見でSC相模原の三浦文丈監督は開口一番、「我々のスタイルである“粘り強く”っていうのは出ていた」と振り返った。

 J2リーグ第2節、ホームにザスパクサツ群馬を迎えた一戦は0-0のスコアレスドロー。シュート数は5対22と劣勢を強いられたが、チーム一丸となって守り続け、ひとつのゴールも与えなかった。素早く攻守を切り替え、球際で激しくバトルし、身体を張ってゴール前に入ってくるボールを撥ね返す。それを90分間、集中を切らさずにやり続けた。

 京都との開幕戦は0-2。黒星発進となった昇格組の相模原は、この群馬戦で連敗を回避すると同時に、J2でのクラブ史上初の勝点を奪取した。

 この大きな前進を次につなげられるか。「京都戦は勝点ゼロ、今回は勝点1を取れた。次はやっぱり“3”を取るためにはゴールしないといけない」(三浦監督)。

 2節を終え、22チーム中でまだゴールがないのは、松本山雅FC、栃木SC、そして相模原の3チームだけ。“J2初勝利”を掴むためにも、攻撃面のテコ入れを急ぎたい。

 ただ、良い兆しは見えている。群馬戦では可能性を感じさせるカウンターをいくつか発動させていた。三浦監督も「トレーニングを積み重ねるにつれ、出ていくタイミングとか、パワーを使うところが少しずつすり合ってきたかな」と好感触を得ているようだ。

 指揮官はさらに「カウンターをやり切る時と、時間を作る時を常に探りながら」とも言う。速攻一辺倒にならないよう、状況を見て柔軟に攻撃を仕掛けたいと目論む。

 チャンスがないわけではない。あとはいかに仕留めるか。決めきることができるか。「それは永遠の課題かもしれない」と考える三浦監督は、「とにかく最後のクロスの質、ラストパスの質」を高めることに注力する。
 
 いかに得点するかという点で、個で見れば、10番を背負うホムロは今季も頼りになるはずだ。来日1年目の昨季はJ3でチームトップの13ゴールを記録。今季はチームへの合流が遅れて、開幕戦はベンチメンバーからも外れたが、先発復帰した群馬戦では少なくともふたつの決定機を演出した。持ち前の決定力だけでなく、高いキープ力を生かして前線の基準点となる働きにも期待したい。

 梅井大輝やユーリのロングスローにも注目。とりわけ梅井のそれはかなりの飛距離があり、ゴールチャンスの“匂い”を十分に感じさせる武器だ。

 次節はアウェーの岡山戦。三浦監督は群馬戦で、京都との開幕戦からスタメン6人を入れ替えた。「シーズンが始まる前に選手たちには伝えました。42試合、全員の力で乗り切るよ、と」。岡山戦で“勝点3を取るために”どんなメンバーを選考するか楽しみだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

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