チャンピオンズ・リーグ準々決勝、レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーは４月22日に第２レグが行なわれ、連覇を狙うホームのマドリーが１−０で勝利、トータルスコア１−０でベスト４へ勝ち上がった。
 
　マドリーがボールを持ち、アトレティコが堅守から隙を窺うという展開は、今シーズンに対戦した過去７試合とまったく同じ。
 
　この戦い方で４勝３分けとマドリーをカモにしているアトレティコは、S・ラモスを中盤で起用した敵将アンチェロッティの奇策にも動じず、またしてもマドリーを術中にはめたかに思われた。
 
　しかし、アトレティコに思わぬ誤算が。76分、アルダが２枚目のイエローカードを受けて退場。数的不利に立たされると、88分だった。
 
　C・ロナウドが右サイドから切れ込み、ハメスとのワンツーでエリア内に割って入ると、倒れ込みながらエルナンデスへパス。エルナンデスはこれを冷静に沈め、マドリーがついに均衡を破った。
 
　結局、このゴールが決勝点となり、今シーズン８度目の対戦でようやくアトレティコを下したマドリーが、ベスト４に勝ち上がった。