「守備の連動性も必要」
昨季、記録的な成績でリーグ戦を制し、天皇杯初優勝も成し遂げた川崎。果たして新シーズンにはどんなサッカーを見せてくれるのか。横浜との開幕戦のポイントを含めて、鬼木達監督に想いを訊いた。
――◆――◆――
――新シーズンの開幕がいよいよ迫ってきました。チーム強化の進捗状況はいかがでしょうか?(編集部・注/インタビューは2月18日に実施)
「選手は非常に良い取り組みをしてくれています。チームとしてはキャンプを通じて、できること、できないことが見えてきた印象ですね。始動から数日、麻生(練習グラウンド)でトレーニングしていた時に比べ、全員で共有できることも増えています。ポジティブな状態ですよ」
――できること、できないこととは、具体的にはどういった面でしょうか?
「フロンターレは攻撃のチームですが、やはり守備の連動性も必要です。新戦力が加わったなかで、ボールの奪い方、プレスのかけ方は共有でき始めている実感があります。今の守り方は、ある意味、特殊だと思うんです。ただ昨年、4-3-3を採用した時に比べ、新戦力が加わったとはいえ、スムーズに動けていると感じます」
――昨季は新システム4-3-3を導入し、圧倒的な攻撃力に加え、激しい前線からのプレス、攻守の切り替えの速さが持ち味でした。その辺りは昨季のベースがあるからこそ上積みを果たせていると。
「そうですね、ベースがある分、新しい選手に『こうしたほうが良いよ』などアドバイスを送れる選手も増えてきました。選手一人ひとりの特長は異なります。例えば自分たちが思っている以上に守備範囲が広い選手もいますし、ボールの取りどころを周囲と合わすべき選手もいます。そういう現状把握ができているのかなと」
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――新シーズンの開幕がいよいよ迫ってきました。チーム強化の進捗状況はいかがでしょうか?(編集部・注/インタビューは2月18日に実施)
「選手は非常に良い取り組みをしてくれています。チームとしてはキャンプを通じて、できること、できないことが見えてきた印象ですね。始動から数日、麻生(練習グラウンド)でトレーニングしていた時に比べ、全員で共有できることも増えています。ポジティブな状態ですよ」
――できること、できないこととは、具体的にはどういった面でしょうか?
「フロンターレは攻撃のチームですが、やはり守備の連動性も必要です。新戦力が加わったなかで、ボールの奪い方、プレスのかけ方は共有でき始めている実感があります。今の守り方は、ある意味、特殊だと思うんです。ただ昨年、4-3-3を採用した時に比べ、新戦力が加わったとはいえ、スムーズに動けていると感じます」
――昨季は新システム4-3-3を導入し、圧倒的な攻撃力に加え、激しい前線からのプレス、攻守の切り替えの速さが持ち味でした。その辺りは昨季のベースがあるからこそ上積みを果たせていると。
「そうですね、ベースがある分、新しい選手に『こうしたほうが良いよ』などアドバイスを送れる選手も増えてきました。選手一人ひとりの特長は異なります。例えば自分たちが思っている以上に守備範囲が広い選手もいますし、ボールの取りどころを周囲と合わすべき選手もいます。そういう現状把握ができているのかなと」
――話を訊いていると、キャンプで強化してきたのはまずは守備という形でしょうか?
「そうですね、守備のところは誰が入っても大崩れしないようにしなくてはいけません。フロンターレは前から奪いにいくチームですし、そこの連動性が失われると後ろに重心がかかってしまう。だからこそ、奪いに行く際の連係は大事で、キャンプでも取り組みました。もちろん攻撃の強化も継続してやっていますよ。ゴール前の崩しの質、レパートリーなどは変わらずにずっと取り組んでいます」
――そのなかでキャンプでの練習試合は3連勝。締めの札幌戦では大量14ゴールを奪いました(2月20日のFUJI XEROX SUPER CUPではG大阪に3-2で勝利)。
「選手が頑張ってくれました。ゴールを奪えたのは、タイミングなど様々な要素もあったとは思います。ただキャンプでは、守備をやりながら点も取らなくてはいけないと考えていました。そういう意味で選手はこだわりを持ってやってくれていますし、1試合目より2試合目、2試合目より3試合目と、段々と良くなっています」
――練習試合の結果には満足していると。
「ゴールを奪う重要性を改めて認識できましたし、新しく入ってきた選手にとっても良い刺激になったのではないでしょうか。この間のゲーム(札幌戦)もどちらが先制してもおかしくない展開でした。そのなかで得点を重ねていく大切さ、簡単に失点をしない意識が改めて大事なんだなと再確認できました」
「そうですね、守備のところは誰が入っても大崩れしないようにしなくてはいけません。フロンターレは前から奪いにいくチームですし、そこの連動性が失われると後ろに重心がかかってしまう。だからこそ、奪いに行く際の連係は大事で、キャンプでも取り組みました。もちろん攻撃の強化も継続してやっていますよ。ゴール前の崩しの質、レパートリーなどは変わらずにずっと取り組んでいます」
――そのなかでキャンプでの練習試合は3連勝。締めの札幌戦では大量14ゴールを奪いました(2月20日のFUJI XEROX SUPER CUPではG大阪に3-2で勝利)。
「選手が頑張ってくれました。ゴールを奪えたのは、タイミングなど様々な要素もあったとは思います。ただキャンプでは、守備をやりながら点も取らなくてはいけないと考えていました。そういう意味で選手はこだわりを持ってやってくれていますし、1試合目より2試合目、2試合目より3試合目と、段々と良くなっています」
――練習試合の結果には満足していると。
「ゴールを奪う重要性を改めて認識できましたし、新しく入ってきた選手にとっても良い刺激になったのではないでしょうか。この間のゲーム(札幌戦)もどちらが先制してもおかしくない展開でした。そのなかで得点を重ねていく大切さ、簡単に失点をしない意識が改めて大事なんだなと再確認できました」