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「テレビのパロディだ」豪快な空振り→転倒してPK。中東で起きたまさかの“誤審”に世界唖然!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年02月02日

2-2で迎えたアディショナルタイムに…

クウェート・リーグでの土壇場のPK判定が注目を集めている※写真はイメージ。(C)Getty Images

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 クウェートで起きた不可解な判定が、ちょっとした話題となっている。

 問題のジャッジがあったのは、現地時間1月31日に行なわれた同国の1部リーグ、アル・クウェート対アル・サーヒルの一戦だ。2-2で迎えた後半アディショナルタイム8分、白のユニホームのアル・クウェートは、右サイドの敵陣深くからボールをゴール前に放り込む。

 しかし味方には合わず、相手ディフェンスに跳ね返されてしまう。それでもアハムド・ヒザムは諦めずにセカンドボールを回収。再びチャンスを作りにかかるが、次の瞬間、大きく倒れ込む。これを見た主審は笛を吹き、ペナルティスポットを指さした。

 アル・サーヒルの選手たちは即座に猛抗議。それもそのはず、VTRを見てみると多少手を掴まれてはいたものの、ヒザムはボールを蹴ろうとした際に豪快に空振りをし、転んでしまっただけだったのだ。驚きだったのは、主審がピッチ脇のモニターで当該シーンの映像を入念に確認したにもかかわらず、判定が変わらなかったことだ。

【動画】これがPK?豪快な空振りで転倒した問題のシーンはこちら
 結局、その幸運なPKをきっちりと成功させたアル・クウェートが、“劇的勝利”を収めている。

 スペイン全国紙の『Marca』は、「テレビのパロディだと言われても信じてしまう、これがクウェートのVARのやり方だ」と見出しを打ち、次のように今回の珍事を伝えている。

「選手が転倒し、露骨にペナルティを偽装した。レフェリーは相手選手からの抗議に対して、VARチェックに行き、あからさまなダイブと見抜いたにもかかわらず、結局ペナルティを与えた」

 VTRで確認しながら、なぜレフェリーはなぜ判定を変えなかったのか。不可解な“中東の笛”が物議を醸している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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