やはり、バルセロナ復帰は現実的でないようだ。

　パリ・サンジェルマンのネイマールが、フランス『TF1』のインタビューで、クラブ残留を望んでいると話した。そして、去就が注目されるキリアン・エムバペの残留も願っているという。ネイマールとエムバペは現在の契約が2022年までとあり、残り１年となる来夏の去就が取りざたされている。

　ネイマールが古巣バルセロナへの復帰を騒がれてきたのは周知のとおりだ。だが、スペイン紙『AS』によると、ネイマールは今回のインタビューで「今はパリSGでとても幸せだ。たくさんのことが変わった。来シーズンもパリで続けたい」と話している。

「そして、エムバペもそうであることを願う。パリSGのサポーターも望んでいることだ」

　2017年夏と同じ時期にパリSGに加入して、まもなく４年。ネイマールは「僕らは兄弟みたいだ。僕のほうが年上だけどね。一緒にプレーするのが大好きだよ。彼のベストを引き出したい」と、エムバペに賛辞を寄せた。
 

「僕は彼を『ゴールデンボーイ』と呼んでいる。本当にゴールデンボーイだからだ。素晴らしいハートの持ち主だよ。選手としての彼の価値はみんな知ってのとおり。でも、ピッチの外でも彼は素晴らしい。笑顔で、ハッピーで、楽しむが好きなんだよ。僕らはとても似ていて、100パーセントでいるには幸せでなければいけないのさ」

　もちろん、エムバペと一緒にプレーを続けたいのは、大きな目標を成し遂げたいからでもあるだろう。ネイマールは、バイエルンに敗れた昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ（CL）決勝を「嫌だった。泣いたよ。本当にフランスにトロフィーを持ち帰りたかったけど、それができなかった」と振り返っている。

「僕たちにはもっとチャンスがあると思う。今季はファイナルに進出し、タイトルを勝ち取るために、できる限りのことをするよ」

　クラブ悲願の欧州初制覇を成し遂げても、ネイマールはエムバペと一緒にパリで続けることを望むのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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