現地時間１月9日、シャルケはブンデスリーガ第15節でホッフェンハイムとホームで対戦。４-０で大勝を収め、長いトンネルをついに脱出した。

　昨年１月17日を最後に、ほぼ丸1年勝利から遠ざかっていたシャルケ。ついには1965-66シーズンにタスマニア・ベルリンが打ち立てた31試合未勝利までリーチがかかった状態で臨んだ一戦で、チームを救ったのは19歳のアメリカ人MFマシュー・ホッペだった。

　まずは42分、スルーパスにペナルティエリア左で反応し、最後は前に出てきたGKを冷静に見極めループシュートで鮮やかに先制点を奪うと、57分と63分にも立て続けに追加点をゲット。なんとブンデス初ゴールから一気呵成の固め打ちで、同リーグではアメリカ人史上初のハットトリック達成となった。その後、80分にもアミンヌ・アリットがダメ押し点を奪い、完全に勝負あり。１年越しの勝点３を完勝で掴んでみせた。

　待ちわびた歓喜の瞬間にはファンも大興奮。SNS上には次のような歓喜のコメントが続々と寄せられている。
 

「シャルケが帰ってきた！」
「感動が止まらない」
「映画にしてもいいんじゃない？」
「嬉しすぎてなんも手につかない」
「私たちの長い悪夢は終わった」
「ホッペ…何者？」
「ホッペは絶対に手放すな」

　また、昨年８月までシャルケに在籍し、現在はユベントスでプレーするウェストン・マッケニーも感情を爆発させ、自身のインスタグラムにドイツ語で歌う祝賀動画をアップ。これにはクラブ側も「一度シャルカーになったら一生シャルカー」とキャプションを付け、公式ツイッターで映像を共有している。

　ようやく一筋の光が差し込んだものの、依然として最下位と勝点１差の17位に沈むシャルケ。名門クラブはここから巻き返し、かつての栄光を取り戻すことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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