現地時間12月12日のラ・リーガ第13節で、６位のレアル・マドリーが首位のアトレティコ・マドリーをホームに迎えたマドリード・ダービーが開催された。

　序盤からペースを握ったのはマドリー。10分にベンゼマが左足で際どいシュートを放つも、GKオブラクの好セーブに防がれ、ポストを直撃する。

　迎えた15分、クロースのCKにカゼミーロがヘッドで合わせ、今シーズンここまでわずか２失点のアトレティコから先制ゴールを奪う。

　これで優位に立ったマドリーはバランスよく試合を運び、敵にほとんどチャンスを作らせない。前半は完璧な戦いを見せた。

　一方、シュートゼロに終わったアトレティコはハーフタイムに３枚替えを敢行。フェリペ、エレーラ、カラスコを下げて、ロディ、ルマール、コレアを投入する。

　すると55分、M・ジョレンテのグラウンダーのクロスにファーサイドで待っていたルマールがフリーでシュートを放つが、枠を捉えられない。

　決定機を逃したアウェーチームに対し、マドリーは64分、クロースのFKをサウールがクリアしたところをカルバハルが胸トラップから右足一閃。強烈なミドルシュートがポスト→オブラクに当ってオウンゴールとなり、追加点を奪う。

　その後はピンチを招いたものの、GKクルトワの好セーブなどでこのリードを守り切ったマドリーが２－０で快勝。宿敵に今シーズン初黒星をつけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部