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ブレーメン大迫勇也のスタメン復帰には何が必要? 守り重視のチームで課せられている過酷な役割【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中野吉之伴

2020年12月11日

今季2度目の先発でアシストをマークしたが…

ヴォルフスブルク戦の大迫。この次のシュツットガルト戦にも出場した。 (C)Getty Images

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「ユウヤーーー」

 スタジアムにブレーメン指揮官フロリアン・コーフェルトの声が響いていた。ブンデスリーガ第9節のヴォルフスブルク戦(11月27日、3-5で敗戦)。新型コロナウィルスの影響で無観客試合を余儀なくされているブンデスリーガにおいて、唯一ポジティブな点を挙げるとしたら、監督や選手の声がよく聞き取れることだろう。

 モニター越しに聞こえてくるコーフェルト監督の声からは、ブレーメンの狙いが少なからずうかがえてきて面白い。例えば、ヴォルフスブルクのハイプレスでブレーメンDF陣がパスの出口をふさがれると、「ユウヤーー!」と叫んで、大迫勇也へのロングボールを要求する。ロングボールを予想して大迫の周りに攻撃的な選手が集まり、そこからのセカンドボールを狙おうとするわけだ。

 この試合、今シーズン2度目となるスタメン出場を飾った大迫だが、本来はベンチスタートの予定だった。それがここまで7試合連続スタメン起用されていたFWジョシュア・サージェントが試合前のアップで足首を負傷したために、繰り上げで出場になった。
 
 訪れたチャンスを生かすため、1トップの位置に入った大迫は立ち上がりから精力的な動きを見せる。そして開始13分、相手陣内深いところでボールを持ったヴォルフスブルクDFマクソンス・ラクロワにうまく体をぶつけてボールを奪い取ると、そこからボールを持ち運び、ゴール前へ走りこむMFレオナルド・ビッテンコートに好クロスを送り、先制ゴールを見事にアシストした。

 実はこの一つ前のシーンで、ラクロワが何でもない状況でクリアボールを蹴りだしていたため、CBジョン・アンソニー・ブルックスが「おちついてつなごうぜ!」と声をかけていたという背景があった。そしてまさに落ち着いてボールをつなごうとしたところを逆に大迫に狙われて失点に絡むという流れがあった。サッカーの試合では様々なことがいろんな形で絡み合う。

「ユウヤー、ゲー(行けー!)。ミッテ、ツー(センターを閉じて!)」

 ブレーメンのCFが課されている仕事は非常に多い。守備においてまず相手CBがボールを持つと自由にプレーさせないために距離を詰める。そしてサイドに展開されたらセンターへ、特にボランチへのパスをさせないようなポジショニングを取り、前に運ばれたらしっかりと戻り、ボールを奪ったらすぐに前線で起点になれるように準備をする。

 これらのプレーを、足を止めることなく連続でやり続けることが求められている。レギュラー起用されているサージェントは今シーズン8試合出場でまだ1点どまり。それでもそうした守備における貢献が極めて高く、それがために、コーフェルトからの信頼も非常に厚い。
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