【セルジオ越後】中村憲剛のカッコよすぎる引き際!その引退は日本サッカーに大きな宿題を残すことになるよ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年11月02日

華奢な体だけど技術があればここまで出来ることを証明した選手

引退発表前日の多摩川クラシコではチームを12連勝に導く決勝点をゲット。とても引退間近の選手には見えない。(C) SOCCER DIGEST

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 川崎フロンターレの中村憲剛が40歳の誕生日を迎えた翌日の11月1日、今季限りでの現役引退を発表した。前日はFC東京との多摩川クラシコで決勝点となる“バースデーゴール”を決めたばかり。不惑になってもまだまだ躍動感のあるパフォーマンスを見せていただけに、ファンも関係者も驚いただろうね。

 僕も憲剛の引退にびっくりさせられたひとりだ。彼の引退には「まだ早すぎる」とか、「まだまだプレーできる」といった、いろんな意見があるだろうけど、会見の言葉を聞いても分かる通り、彼なりに相当に強い意思を持って決断したのは間違いない。そういう芯の強さ、ブレない気持ちの強さが見えたし、そこもまた憲剛という選手の魅力のひとつだと僕は思っているんだ。 

 入団した時にはまだJ2だったチームは、憲剛の成長とともに毎年優勝争いをするようになっていき、実際にこの何年かはタイトルを獲り続けている。まさにチームの旗頭というにふさわしい存在だけど、やっぱり人間としての芯の強さあるからこそ、そんな選手になれたんじゃないかな。誰もが慕うキャプテンシーを持ち、あるいはピッチ上の監督として振る舞うこともできるJリーグでは数少ない選手だね。

 一方であんなに華奢な身体つきだけど、しっかりとした技術、戦術眼を持っていれば、日本代表でも活躍できるし、40歳という年齢になるまで一線級でできるんだということも証明してくれた。ワールドカップ本大会や海外で活躍することは、タイミングや巡り合わせもあって叶わなかったけど、国内でサッカーを続けてもこれだけスキルに溢れ、ステータスの高い選手に成長したことも、後輩たちへの良い手本を示してくれたと思うよ。

 40歳の誕生日に勝ち越しゴールを決めてファンに最高のニュースを提供した翌日に、あらかじめ決めていたとはいえ潔く引退。本当にカッコよすぎる引き際だよ。
 

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