以前は“距離感”がズレていたが…
勝点もゴールも奪えなかったシーズン当初の面影はもう、ない。
直近4試合は、3勝1分で負けなし。いずれも自分たちより順位は上にいる相手に対し、逞しい戦いぶりを見せつけた。内田篤人の引退試合となった12節のG大阪戦(△1-1)は、終了間際に追いついて粘り強くドローに持ち込む。続くFC東京戦(〇2-1)、柏戦(〇3-2)はどちらも先制される展開も鮮やかな逆転勝利を収めた。
そして「先制点を取って、余裕を持ってゲームをコントロールできるのがベスト」(ザーゴ監督)と気持ちを引き締め直して臨んだ前節の名古屋戦(〇3-1)は、指揮官の思惑通りに先にスコアボードを動かし、貫禄の勝点3を掴み取った。
この4試合で計9得点。チャンスを確実にモノにし、勝ち切れるようになってきた一方で、忘れてはならないのが守備面の充実だ。
今季、クリーンシートを達成したのは9節の鳥栖戦(〇2-0)のみで失点は続いているとはいえ、チーム全体でより組織的に守れるようになってきた印象で、完璧に崩されるシーンも減少傾向にある。
前線、中盤の選手が相手のパスコースを限定するようにプレスを仕掛け、最終ラインが狙いを持ってボール奪取を試みる。そうした連動性あるディフェンスが機能する場面が増えてきているのだ。
9月8日のオンライン取材に応じたザーゴ監督も、確かな手応えを口にする。
「前からのプレッシングだけでなく、自陣でコンパクトにすることを求めています。以前は、ライン間の距離感や、ひとつのラインの距離感もズレていて、相手に時間やスペースを与えてしまっていた部分はありました。ただ、それらはだいぶ整備されてきましたし、チームとして安定して戦えるようになってきました」
直近4試合は、3勝1分で負けなし。いずれも自分たちより順位は上にいる相手に対し、逞しい戦いぶりを見せつけた。内田篤人の引退試合となった12節のG大阪戦(△1-1)は、終了間際に追いついて粘り強くドローに持ち込む。続くFC東京戦(〇2-1)、柏戦(〇3-2)はどちらも先制される展開も鮮やかな逆転勝利を収めた。
そして「先制点を取って、余裕を持ってゲームをコントロールできるのがベスト」(ザーゴ監督)と気持ちを引き締め直して臨んだ前節の名古屋戦(〇3-1)は、指揮官の思惑通りに先にスコアボードを動かし、貫禄の勝点3を掴み取った。
この4試合で計9得点。チャンスを確実にモノにし、勝ち切れるようになってきた一方で、忘れてはならないのが守備面の充実だ。
今季、クリーンシートを達成したのは9節の鳥栖戦(〇2-0)のみで失点は続いているとはいえ、チーム全体でより組織的に守れるようになってきた印象で、完璧に崩されるシーンも減少傾向にある。
前線、中盤の選手が相手のパスコースを限定するようにプレスを仕掛け、最終ラインが狙いを持ってボール奪取を試みる。そうした連動性あるディフェンスが機能する場面が増えてきているのだ。
9月8日のオンライン取材に応じたザーゴ監督も、確かな手応えを口にする。
「前からのプレッシングだけでなく、自陣でコンパクトにすることを求めています。以前は、ライン間の距離感や、ひとつのラインの距離感もズレていて、相手に時間やスペースを与えてしまっていた部分はありました。ただ、それらはだいぶ整備されてきましたし、チームとして安定して戦えるようになってきました」
守備が安定し、ピンチの数も不用意な失点も減り、良い攻撃につなげていく。ここにきてようやく攻守の歯車が噛み合ってきているのは間違いない。
一時期は最下位に沈んでいたチームは、15試合を終えて勝点21の9位。指揮官は「残されたゲームでできるだけ多く勝点を取って、できるだけ上の順位にいるように」とさらなるランクアップを目論んでいる。
9月9日の次節は4試合ぶりとなるホームゲームで仙台と対戦。順位では自分たちより下にいる(15位)相手で、ここ4戦は2分2敗と白星から見放されている。チーム状態は対照的で勢いで分があるが、だからこそ取りこぼすことなく、しっかりと連勝を重ねて、怒涛の巻き返しの弾みをつけたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【J1第14節PHOTO】名古屋1-3鹿島|高卒ルーキー荒木が豪快決勝弾!雷雨中断後に流れをつかんだ鹿島が3連勝!
一時期は最下位に沈んでいたチームは、15試合を終えて勝点21の9位。指揮官は「残されたゲームでできるだけ多く勝点を取って、できるだけ上の順位にいるように」とさらなるランクアップを目論んでいる。
9月9日の次節は4試合ぶりとなるホームゲームで仙台と対戦。順位では自分たちより下にいる(15位)相手で、ここ4戦は2分2敗と白星から見放されている。チーム状態は対照的で勢いで分があるが、だからこそ取りこぼすことなく、しっかりと連勝を重ねて、怒涛の巻き返しの弾みをつけたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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