興梠と加賀が今季初先発、現体制初の2トップ採用も、開始早々の失点で意気消沈する。
まさかの公式戦3連敗――。浦和がACL2節のブリスベン・ロアー戦で0-1と敗れ、1節・水原三星戦(1-2)、スーパーカップ・G大阪戦(0-2)に続き公式戦3連敗を喫した。
グループステージ突破に向けて、水原三星戦に続くACL連敗だけは阻止しなければいけない。そこでペトロヴィッチ監督は、思い切った決断を下した。これまで一度も公式戦に出場していないDF加賀が右WBに抜擢され、ベンチ入りさえしていなかった骨折明けの興梠がスタメンに名を連ねたのだ。
「誰がピッチに立っても同じように戦えるチームを目指している」
一貫して指揮官はそう強調してきた。
とはいえ、この11人で戦うのは初めて。最終ライン以外は、毎試合メンバーを変えていて、言ってみればぶっつけ本番である。
加えて試合開始とともに、もうひとつのサプライズがもたらされる。
3-5-2――。ズラタンと興梠が、明らかに2トップのポジショニングを取っている。
昨季の豪雨での徳島戦のように、3-4-2-1でスタートし、次第に興梠と李が"2トップ気味"になっていったケースは何度かあった。ただ試合開始から完全な2トップで臨むのは、ペトロヴィッチ体制下では初めてである。
相手の最終ラインに圧力をかけ、サイドの攻撃的なタレントにマークをつけるという、ブリスベン対策とも言えた。しかし裏を返せば、出たとこ勝負。まさにギャンブルであった。
すると手探り状態だった開始2分、自陣まで引いていた宇賀神、柏木が球際で競り負け、最後は槙野も振り切られ、あっさりボレロに先制ゴールを許してしまう。
「失点せず我慢することが大事」(森脇)と臨んでいただけに、この1点でゲームプランが崩れ、早くも意気消沈。その後もブリスベンのパワーとスピードに苦しんだ。
興梠がスペースを突いてボールを引き出すものの、その後の展開につながらない。また、ストッパーが主戦場の加賀は右WBではまるで良さを出せず、連係に絡んでいけない。30分過ぎには、森脇がWB、加賀がストッパーとポジションを入れ替えたが、流れはなかなか良くならない。
グループステージ突破に向けて、水原三星戦に続くACL連敗だけは阻止しなければいけない。そこでペトロヴィッチ監督は、思い切った決断を下した。これまで一度も公式戦に出場していないDF加賀が右WBに抜擢され、ベンチ入りさえしていなかった骨折明けの興梠がスタメンに名を連ねたのだ。
「誰がピッチに立っても同じように戦えるチームを目指している」
一貫して指揮官はそう強調してきた。
とはいえ、この11人で戦うのは初めて。最終ライン以外は、毎試合メンバーを変えていて、言ってみればぶっつけ本番である。
加えて試合開始とともに、もうひとつのサプライズがもたらされる。
3-5-2――。ズラタンと興梠が、明らかに2トップのポジショニングを取っている。
昨季の豪雨での徳島戦のように、3-4-2-1でスタートし、次第に興梠と李が"2トップ気味"になっていったケースは何度かあった。ただ試合開始から完全な2トップで臨むのは、ペトロヴィッチ体制下では初めてである。
相手の最終ラインに圧力をかけ、サイドの攻撃的なタレントにマークをつけるという、ブリスベン対策とも言えた。しかし裏を返せば、出たとこ勝負。まさにギャンブルであった。
すると手探り状態だった開始2分、自陣まで引いていた宇賀神、柏木が球際で競り負け、最後は槙野も振り切られ、あっさりボレロに先制ゴールを許してしまう。
「失点せず我慢することが大事」(森脇)と臨んでいただけに、この1点でゲームプランが崩れ、早くも意気消沈。その後もブリスベンのパワーとスピードに苦しんだ。
興梠がスペースを突いてボールを引き出すものの、その後の展開につながらない。また、ストッパーが主戦場の加賀は右WBではまるで良さを出せず、連係に絡んでいけない。30分過ぎには、森脇がWB、加賀がストッパーとポジションを入れ替えたが、流れはなかなか良くならない。