フットボーラーの気になるパートナーの素性を紹介するのが『ワールドサッカーダイジェスト』誌で好評連載中の「“WAGs”pedia」。第15回目は、ボアテングの美人妻メリッサ・サッタ。幼少時代からサッカーを愛するＴＶタレントだ。

【プロフィール】
●メリッサ・サッタ　Melissa SATTA
●生年月日：1986年２月７日（34歳）
●職業：ＴＶタレント、モデル
●出身地：イタリア
●身長：176cm

【幼少時代】
　イタリア人の両親の下、1986年に誕生する。３歳まで父の仕事先だったアメリカのボストンで生活した後、イタリアのサルデーニャ島に移住した。サッカー教室に通いながら、空手や乗馬など様々なスポーツに興じるおてんば娘だったという。

　13歳の時には、空手選手として全国ジュニア大会で銅メダルを獲得した。また、ＴＶドラマシリーズ『刑事コロンボ』の影響で、幼少期の夢は警察官だった。

【職業】
　16歳だった02年に、サルデーニャ島のモデルエージェンシーと契約。翌年には、イタリアの美人コンテスト『ミス・ムレット』に参加して２位に輝いた。

　高校卒業後は、モデル業と並行しながらテレビのショーガールとして活動。13年９月からは約４年半に渡り、イタリアの大人気サッカー番組『ティキ・タカ』のプレゼンターを務めた。最近もファッションショーや映画祭に登場し、スポットライトを浴びる。
 
【サッカー】
　幼少期から続けていたサッカーはかなりの腕前で、高校時代にはサルデーニャ島のクラブ（イタリア女子リーグ３部）に入団。レフティーの左ウイングだったという。

　18歳でプレーヤーは引退し、私立『ＩＵＬＭミラノ大学』に進学。やがてサン・シーロに足を運ぶようになり、ミラニスタとなった。本人は当時のチームを「本当に強かった。キーパーのジダが私のアイドルで、シェフチェンコやマルディーニも大好きだったわ」と回想している。

　現在も夫の応援に頻繁に駆けつけるなど、サッカー熱は衰えていない。19年12月の観戦時には、インテルのゴールを喜んだ親子がホーム側のフィオレンティーナ・サポーターから罵倒され、恐怖で席を後にする事件を目撃する。

　これには怒り心頭で、ＳＮＳに「愛するチームのゴールを喜んだだけの10歳の少年を脅し、泣かせるなんて恥ずかしくないの？　口撃した一部の人間はサポーターとは呼べない。愚か者だわ！　ひとりの母親として、ひとりのサッカーファンとして絶対に許せない」と綴った。

【私生活】
　10代後半から20代半ばには、芸能界やスポーツ界の大物と数々の浮き名を流した“恋多き女”だ。

　03～06年は、有名ＴＶタレントのダニエレ・インテッランテと交際。その後は元イタリア代表ＦＷのクリスティアン・ヴィエリ（写真右）のパートナーとなり、カルチョの世界でも一躍有名となった。

　とはいえ、“恋多き女”の本領発揮はこれからだ。11年４月にヴィエリと破局すると、その５か月後には19歳年上の実業家ジャンルカ・ヴァッキと電撃的に婚約。しかし、これをすぐさま破棄すると、翌月にはコマーシャル撮影のためにイタリアを訪れたＮＢＡのレジェンド、コービー・ブライアント（20年１月にヘリコプター墜落事故で他界）と意気投合し、ホテルでの不倫密会が噂される。

　そして、その報道も冷めやらぬ11月、今度は当時ミランで活躍していたボアテングとの交際をスタートさせた。ちなみに、ボアテングに一目惚れされ、メリッサはかなりの猛アタックを受けたとか。
 
【家族】
　13年８月にボアテングがシャルケへ移籍。ともに近郊のデュッセルドルフに移住したメリッサは、翌年４月に１人息子のマドックス・プリンス君を出産した。

　仕事の都合でドイツとイタリアを行き来していたが、16年１月にパートナーのミラン復帰に伴って母国に定住。同年６月には、自身の故郷サルデーニャ島で結婚式を挙げた。

　夫はベジクタシュ移籍で今年１月からイスタンブールに住むが、自身は息子とミラノで生活を続ける。

 ※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年７月16日号より転載・加筆

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