インスもユナイテッドとインテルでプレー
インテルは8月17日、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝でシャフタールに5-0と快勝し、セビージャが待つファイナルに駒を進めた。
先制点を挙げたラウタロ・マルティネス同様、ドッピエッタ(2得点)で勝利に貢献したのが、ロメル・ルカクだ。ELでの10試合連続ゴールという記録も伸ばしているルカクは、今季から加入したインテルでシーズン33得点。インテルでの1年目の数字としては、1997-98シーズンのロナウド(34得点)まであとひとつに迫っている。
だが、前日の準決勝でセビージャに敗れたマンチェスター・ユナイテッドとしては、自分たちが涙をのんだ翌日、夏に手放したルカクが決勝に進むのを見せつけられたかたちだ。
英公共放送『BBC』によると、かつてユナイテッドとインテルの両クラブでプレーしたポール・インスは、『BT Sport』で「ルカクはフィットしている」と賛辞を寄せた。
「ユナイテッドでは公園を1周もできないみたいだった。今は相手を走って抜き去っている。わたしもインテル時代のほうがフィットしていた。気候か、食事か、そういうすべてなのか分からない」
さらに、インスは「今のルカクは違う獣のよう。今ならユナイテッドは彼にいてほしかったと願っているはずだ」と続けている。
先制点を挙げたラウタロ・マルティネス同様、ドッピエッタ(2得点)で勝利に貢献したのが、ロメル・ルカクだ。ELでの10試合連続ゴールという記録も伸ばしているルカクは、今季から加入したインテルでシーズン33得点。インテルでの1年目の数字としては、1997-98シーズンのロナウド(34得点)まであとひとつに迫っている。
だが、前日の準決勝でセビージャに敗れたマンチェスター・ユナイテッドとしては、自分たちが涙をのんだ翌日、夏に手放したルカクが決勝に進むのを見せつけられたかたちだ。
英公共放送『BBC』によると、かつてユナイテッドとインテルの両クラブでプレーしたポール・インスは、『BT Sport』で「ルカクはフィットしている」と賛辞を寄せた。
「ユナイテッドでは公園を1周もできないみたいだった。今は相手を走って抜き去っている。わたしもインテル時代のほうがフィットしていた。気候か、食事か、そういうすべてなのか分からない」
さらに、インスは「今のルカクは違う獣のよう。今ならユナイテッドは彼にいてほしかったと願っているはずだ」と続けている。
「ルカクはジョゼ・モウリーニョの下でハッピーではなかったのだと思う。自分にちょうどフィットし、適切な国やクラブを見つけられることがある。幸せなら、良いパフォーマンスができるものさ」
また、同じくユナイテッドOBのオーウェン・ハーグリーブスは「理想的なCFのプレーだったね。彼はシャープだった」と、ルカクをたたえた。
「彼のフィニッシュが疑問視されたことはないと思う。だが、27歳になり、完璧な年齢にあるようだ。自分にしっかりフィットする場所を見つけなければいけないということを示している。何かしらの理由でユナイテッドではそうじゃなかった」
ハーグリーブスは「ユナイテッドでは何かしらの理由でひどい仕打ちを受けたのだと思う。ずっと証明しなければいけないのかと感じたんじゃないか。彼はもう少し良い扱いに値した」と続けている。
「まるで負担を背負っていたかのようだったが、今は本当に自信を感じられる場所にいるようだ」
当のルカクは古巣ユナイテッドについて、「彼らは全力を尽くした。良いシーズンだったし、オレ(・グンナー・スールシャール監督)が良い仕事をした」と語った。
「メイソン・グリーンウッドが出てきたし、マーカス・ラッシュフォードもいる。彼らのことは本当にうれしいよ。彼らは来シーズン、良くなるんじゃないかな。僕はそう疑っていない」
欧州の舞台でトロフィーを目指すルカクに対し、今シーズンが終了したユナイテッド。対照的な両者に、今後どのような未来が待っているだろうか。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部