パリSGは大型補強を繰り返す金満クラブのイメージが先行しがちだが、昨年は国内の「育成センターランキング」で1位に輝くなど下部組織も優秀だ。
近年ではキングスレー・コマン(現バイエルン)やダン=アクセル・ザカドゥ(現ドルトムント)、ムサ・デンベレ(現リヨン)、ジョナタン・イコネ(現リール)、現トップチームのプレスネル・キンペンベなどを輩出している。
今シーズンも公式戦13試合に出場したCB/守備的MFのタンギ・クアシ(現バイエルン)、1月のフランス・カップで初ゴールを挙げたMFのアディル・アウシシュ(現サンテティエンヌ)など、10代のアカデミー出身者がデビューを果たしている。
ここでは、現在アカデミーにいる選りすぐりの5人の逸材を紹介する。
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昨年は国内の「育成センターランキング」で1位に
ティモティー・ペンベレ
(フランスU-18代表/DF)
■生年月日:2002年9月9日(17歳)
■身長・体重:184㎝・72㎏
主戦場のCBに加え、両SBでも機能する守備のマルチロール。6月22日のトレーニング再開時に、トップチームに招集された。トレーニングマッチながら、7月13日のル・アーブル戦と7月20日のワースラント=ベベレン戦で交代出場し、実戦デビューを飾っている。
シャビ・シモンズ
(オランダU-17代表/MF)
■生年月日:2003年4月21日(17歳)
■身長・体重:166㎝・57㎏
19年夏にバルサ・カンテラから引き抜いて話題を呼んだ攻撃的MFで、正確なラストパスで決定機を演出。リーダーとしての資質も兼備する。
エドゥアール・ミシュ
(フランスU-17代表/MF)
■生年月日:2003年5月4日(17歳)
■身長・体重:178㎝・68㎏
「ヴェッラッティ2世」の異名をとる技巧派の司令塔だ。すでにマンチェスター・シティやバルセロナ、ユベントスなどのメガクラブからオファーが殺到している。