【浦和】リーグ延期が続く今だからこそ見えた、武藤雄樹のプロフェッショナリズム

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2020年04月20日

今はある意味“充電期間”

昨年はリーグ1得点と不甲斐ない結果に終わった。それだけに今季にかける想いは強かったが……。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 Jリーグの延期が続いている今だからこそ、改めて浦和のストライカー武藤雄樹のプロフェッショナリズムを感じた。

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために国民には外出の自粛が求められている。ファン・サポーターはサッカー観戦を楽しむどころか、普通の生活すら送れない状況だ。

 武藤はそんな現状で、プロのサッカー選手として複雑な想いを抱いている。

「もちろんサッカーをしたいけど、出来ない状況。今は世の中にもっと影響を与えられる職業があるというか、こういう時も医療関係の方たちは頑張ってくれています。今Jリーグがないから生活が出来ないかと言えば、そうではない。生きていくうえで大事なものは、他にあるのかもしれない。それでもサッカーとかスポーツが持っている価値というか、たくさんの人に与えられるものはあると思っています」

 武藤にとって今はある意味“充電期間”である。アスリートとしての自分が必要とされる時が来たら、ファンやサポーターに勇気を与えるための、だ。

「なにより今はまず、みんなの健康が第一です。安心してサッカーが見られる状態になった時に、僕たちがそれまでのストレスを解消させるプレーだとか、『これから頑張っていこう』と思ってもらえるようなプレーをするのが僕たちの価値かなと。今は健康に気を付けながら、その時のために準備することだと思う」
 
 武藤自身、今季にかける想いは例年以上に強かったはずだ。昨年は公式戦で3得点。リーグ戦ではわずか1得点と、FWとして不甲斐ない結果に終わっている。武藤自らも「去年はなかなかパフォーマンスを上げることができなかった」と振り返っている。

 そんな昨年から“挽回”を図るシーズンに訪れた突然のリーグ中断である。いまだにリーグの再開時期は未定で、もどかしい期間を過ごしているに違いない。トレーニングが満足にできない期間が続けば、再開時期が決まったとしても、万全のコンディションに持っていくのは簡単ではない。
 

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