「同じチームでプレーできて本当に光栄に思うし、誇り」
新型コロナウイルス感染拡大の影響でJリーグのない週末が続いているが、再開後に注目したいのが、神戸のドウグラスだ。
今季神戸に加わったドウグラスは、J1通算92試合・46得点の実力派助っ人である。2010年夏にブラジルのフィゲイレンセから徳島に加入すると、2013年にJ2で12得点を挙げてクラブ初のJ1昇格に貢献。さらに2015年に移籍した広島ではJ1の33試合に出場すると、リーグ2位の21得点を叩き出し、リーグ優勝に原動力となった。同年にはリーグ公式のベストイレブンにも選出されている。
その後はUAEのアル・アイン、トルコのアランヤスポルを渡り歩き、2018年夏にJリーグに復帰。昨年まで清水に在籍し、2シーズンで45試合・25得点をマークした。昨年決めた14ゴールは、リーグ3位タイの数字だ。
そんな現在のJリーグで指折りのストライカーが、元スペイン代表で世界最高峰のテクニシャンであるアンドレス・イニエスタのいるチームに加わったとあって、さらにゴール数は増えるのではないかと、開幕前から大きな注目を集めていた。
そして2月8日、今季最初の公式戦ゼロックス・スーパーカップでドウグラスは早速結果を残してみせる。
今季神戸に加わったドウグラスは、J1通算92試合・46得点の実力派助っ人である。2010年夏にブラジルのフィゲイレンセから徳島に加入すると、2013年にJ2で12得点を挙げてクラブ初のJ1昇格に貢献。さらに2015年に移籍した広島ではJ1の33試合に出場すると、リーグ2位の21得点を叩き出し、リーグ優勝に原動力となった。同年にはリーグ公式のベストイレブンにも選出されている。
その後はUAEのアル・アイン、トルコのアランヤスポルを渡り歩き、2018年夏にJリーグに復帰。昨年まで清水に在籍し、2シーズンで45試合・25得点をマークした。昨年決めた14ゴールは、リーグ3位タイの数字だ。
そんな現在のJリーグで指折りのストライカーが、元スペイン代表で世界最高峰のテクニシャンであるアンドレス・イニエスタのいるチームに加わったとあって、さらにゴール数は増えるのではないかと、開幕前から大きな注目を集めていた。
そして2月8日、今季最初の公式戦ゼロックス・スーパーカップでドウグラスは早速結果を残してみせる。
27分、スルーパスに反応してペナルティエリア内に侵入すると、左斜め30度あたりから左足を振り抜き、ゴール右隅を射抜いた。このドウグラスの神戸初ゴールをお膳立てしたのが、誰あろうイニエスタだった。
「僕の最初の得点が彼のパスからというのは嬉しかった。彼と同じチームでプレーできて本当に光栄に思うし、誇りです」
そうゴールを振り返ったドウグラスだが、実はイニエスタに憧れるひとりでもある。昨年のリーグ戦のあとにイニエスタにユニホーム交換を申し込むほどだ。
「清水でやった時にね。ハーフタイムに少し話をしたんだ。『ユニホームを交換しないか』って。そしたら試合が終わったあとに彼が僕のところにきて、快くユニホームを手渡してくれて。大切なものですからね。今はちゃんとブラジルの家に大事に置いていますよ」
チームメイトとなった今、ドウグラスは一層燃えている。この中断期間でイニエスタとの連係はより深まっているし、なによりワールドクラスのプレーヤーとともにトレーニングをすることで多くのものを吸収しているという。
「サッカー選手なら誰に訊いても、彼とプレーしたいと言うだろうし、僕だけじゃなくみんなが刺激を受けているでしょう」
リーグ再開後、よりパワーアップした姿と、イニエスタとの巧みなコンビネーションを見せてくれそうだ。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
「僕の最初の得点が彼のパスからというのは嬉しかった。彼と同じチームでプレーできて本当に光栄に思うし、誇りです」
そうゴールを振り返ったドウグラスだが、実はイニエスタに憧れるひとりでもある。昨年のリーグ戦のあとにイニエスタにユニホーム交換を申し込むほどだ。
「清水でやった時にね。ハーフタイムに少し話をしたんだ。『ユニホームを交換しないか』って。そしたら試合が終わったあとに彼が僕のところにきて、快くユニホームを手渡してくれて。大切なものですからね。今はちゃんとブラジルの家に大事に置いていますよ」
チームメイトとなった今、ドウグラスは一層燃えている。この中断期間でイニエスタとの連係はより深まっているし、なによりワールドクラスのプレーヤーとともにトレーニングをすることで多くのものを吸収しているという。
「サッカー選手なら誰に訊いても、彼とプレーしたいと言うだろうし、僕だけじゃなくみんなが刺激を受けているでしょう」
リーグ再開後、よりパワーアップした姿と、イニエスタとの巧みなコンビネーションを見せてくれそうだ。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)