日本のワンダーボーイが大車輪の活躍だ。

　現地土曜日、ラ・リーガ１部のエイバル対マジョルカ戦が行なわれ、アウェーの後者が２－１で勝利。そのゲームで異彩を放ったのが、マジョルカの日本代表MF久保建英だ。

　３－４－３システムの右ウイングに配備され、奮迅の働きをみせた。41分に果敢な仕掛けで久保が得たＦＫをダニ・ロドリゲスが蹴り込み、まずはマジョルカが先制に成功。そして１点リードで迎えた71分、久保は軽やかなボール運びから右足でミドルシュートをねじ込み、今季３点目をマークした。チームは終盤に１点を返されたが２－１で逃げ切り、久保はマン・オブ・ザ・マッチ級の出来で快勝に貢献したのだ。

　そして試合後、ロッカールームで再会を果たしたのが、久保とエイバルの“大先輩”乾貴士だ。残念ながら乾はこの日ベンチ外となったため、ラ・リーガ１部初の日本人対決は実現しなかったが、久保がインスタグラムに揃って満面笑みの２ショット写真を投稿。「乾さんありがとうございました！　色々話できました！　また来期宜しくお願いします！」と綴れば、乾もすぐさま返信を寄せ、「こちらこそありがとう！　次は対戦できるように俺も頑張るわ！！　ないっしゅー！！」と賛辞を贈った。

　投稿から３時間後で７万を超える「いいね！」を獲得し、メッセージ欄にはフォロワーのコメントが殺到している。「マジでゴラッソでした！」「ナイスゴール」「沈んでいる日本に力をくれました。ありがとう」「このふたりを一緒に代表で見たい！」「２人とも日本の宝！」「素敵な一枚」「来季はバチバチとやりあってやー！！」などなど、大盛り上がりだ。

　マジョルカの次節（３月14日）はホームでのバルセロナ戦。久保にとってはかつて籍を置いた古巣との再戦となる。かたやエイバルはミッドウイークの３月10日、レアル・ソシエダとの順延試合に臨む。手痛い敗戦のあとだけに、乾にチャンスが巡ってくるか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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