自己ワースト記録を更新したメッシをこき下ろす
現代のサッカー界で最高のクラックのひとり、バルセロナの大黒柱リオネル・メッシも32歳になり、衰えが出てきているのかもしれない。
今シーズンもラ・リーガ21試合で18ゴール・12アシストを記録しているメッシ。相棒のウルグアイ代表FWルイス・スアレスやフランス代表FWウスマン・デンベレなどが故障で長期欠場を余儀なくされるなか、奮迅の活躍を見せている。
しかし、そんな偉大なるナンバー10も宿敵レアル・マドリーとのエル・クラシコで封殺されるなど、公式戦でノーゴールに終わった数は自己ワーストの11試合を数えるなど、加齢によるパフォーマンスの低下が指摘されることも少なくない。
母国でも代表戦におけるメッシのための戦術の“限界論”が叫ばれるなかで、手厳しい意見を飛ばしたのは、元アルゼンチン代表GKのウーゴ・ガッティだ。
今シーズンもラ・リーガ21試合で18ゴール・12アシストを記録しているメッシ。相棒のウルグアイ代表FWルイス・スアレスやフランス代表FWウスマン・デンベレなどが故障で長期欠場を余儀なくされるなか、奮迅の活躍を見せている。
しかし、そんな偉大なるナンバー10も宿敵レアル・マドリーとのエル・クラシコで封殺されるなど、公式戦でノーゴールに終わった数は自己ワーストの11試合を数えるなど、加齢によるパフォーマンスの低下が指摘されることも少なくない。
母国でも代表戦におけるメッシのための戦術の“限界論”が叫ばれるなかで、手厳しい意見を飛ばしたのは、元アルゼンチン代表GKのウーゴ・ガッティだ。
現役時代は主にボカ・ジュニオルスで、気迫あふれるパフォーマンスを披露して人々から愛され、イングランドで開催された1966年のワールドカップにも出場した往年の名手が、スペインのテレビ番組『El Chiringuito』で、辛辣に“後輩”をこき下ろした。
「私はアルゼンチンでどう批判されようと気にしてなんかいない。だが、アルゼンチン人として言わせてもらう。メッシは“フェノーメノ(怪物)”だったが、今はそうじゃなくなった。人々は彼を過大な存在として、間違って取り扱っている。彼自身もそれに慣れて、ピッチで歩きっぱなしなんだ。もっと貢献すべきなんだ」
さらにガッティは、「クリスチアーノ・ロナウドとメッシが最高のふたりであることは間違いない」としつつ、さらに厳しい意見を突きつけている。
「だからこそ、メッシはもっと良くならないといけないんだ。メッシ、マラドーナ、ペレのような選手がいる時、チームメイトたちは常にボールを彼らに回して、試合に勝とうとする。それでチームを悪くしてしまっているんだ。絶対的な選手にボールを渡すことに慣れていて、他の誰にも回さない。そうなると誰がチームに貢献するんだい?」
バッシングを恐れず、メッシへ依存しぎる傾向と本人の献身性に苦言を呈したガッティ。この偉大な先達の意見を、稀代のスーパースターはどう捉えるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部